ぐちゃぐちゃ・・・
2017-05-08


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それは、マルチクスというオペレーティングシステムの開発から手を引いたベル研究所の片隅で、ひっそりと姿を現す。

まだ、C言語は、影も形もない。

コンピューターの使用が、時間貸で行われていた時代に、研究所の片隅に打ち捨てられていた古ぼけたミニコンで動かすためには、大そうなプログラムを書くわけにはいかない。

しかも、当時のAT&Tは、コンピューター事業への参入を、法律で禁じられていた。

さて、物語は、この後、意外な方向に動いていくのだが、そして、それが今日に続くUNIXの潮流を生み出す理由になるのだが、それは本とかネットを見ればいくらでも書かれている。

UNIXは、潤沢な国家予算や、膨大な人員、明確なコンセプトや、当代最高性能のコンピューターを使って生まれたわけではない。

大っぴらには出来ない理由(コンピューターゲームを、無料でやりたい!)が動機となって、ベル研が撤退したマルチクスのスタッフが、夏休みの1か月間で、古ぼけた誰も使っていなかったミニコン上に、アセンブラで実装されたポッチリのプログラム群が始まりだ。

何の始まりかは、今でも分かっていない。

それは、今風のコンピューターの使い方の始まりだったともいえるし、これから先のコンピューターの使い方を変えていくかもしれない動きの始まりなのかもしれない。

UNIXというのは、始まりが重要なのではない(と思う)。

市場を独占していた大メーカーでなければ作れないと言われたオペレーティングシステムを、大勢が寄ってたかって(!)発展させ続けるというムーブメントを生み出したことが重要だな。

大型汎用機からパソコンの時代になっても、そのことは変わらない。

それだって、当時のAT&Tがコンピューターを商売に出来なかったという事情が背景にある。

それが出来たなら、違った展開になっていたかもしれない。

そして、コンピューターを対話的に個人が使うという、信じられない時代への扉をこじ開けることになる。

ああ、その先は、もう少し読んでからにしよう。

浮沈子は、巷に溢れているスマホやタブレットの源流にあるUNIXの話が好きなだけだ。

M社のパソコンでも、UNIXのプログラムがネイティブで走る時代になった。

日本語も出るしな。

ダイアログは、枠が崩れないから始めたんだがな。

バージョンアップした途端に、ぐちゃぐちゃになった。

まあいい。

そのうち、ちゃんと出るようになるんだろう(設定すれば、今でも出るのかも)。

やりたいことがあって、それを実現するためにプログラムを書くというのが自然な流れだ。

ケネストンプソンが、本当にゲームやりたかっただけかどうかは知らない。

(ケン・トンプソン)
[URL]

「ハッカー仲間からはケン・トンプソン (Ken Thompson) と呼ばれている」

「私はいつも論理に魅了されていて、小学生のころ既に二進法などの算数問題を解いていた。それは単に私が魅了されていたからだ」

論理に魅了されたというのは聞こえがいいが、オタクなだけかもな・・・。

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