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インフル:世の中に美味しい話はない
(mRNA万能インフルエンザワクチンの臨床試験がスタート、実用化すれば毎年の予防接種をしなくてよくなるかも)
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「インフルエンザウイルスのエンベロープ(外膜)には、ヘマグルチニン(HA)というタンパク質があります。」
「このHAはインフルエンザウイルスの進化にともなって変異するものの、大きな変異はほとんどなく、さまざまな種類のインフルエンザウイルスのHAは非常に酷似しています。」
「H1ssF-3928 mRNA-LNPは、このHAに対して免疫を誘導するシステムです。」
ヘマグルチニンが16種類くらいあることは周知だ。
(ヘマグルチニン)
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「ヘマグルチニン(以下HA)は少なくとも16種類が存在する。これらのサブタイプはH1からH16の種類に分けられる。」
「インフルエンザウイルスの亜型名(例:H5N1など)のHはこのHAの種類を表している(Nはノイラミニダーゼの種類を表す)。」
上手く、共通部分にフォーカスした抗体を誘導できればいいが、効き目(ワクチンの有効性:発症予防効果)がどれほどのものかは、臨床的に十分観察する必要がある。
新型コロナワクチンで見られた有効率の経時的減弱にも注意だな(同じ変異種に罹りやすくなる)。
ウイルスの種類は違うから、インフル用mRNAワクチンが同じような挙動をするかどうかは分からない。
「従来のような株を予測する必要がない「万能インフルエンザウイルスワクチン」となり、従来のインフルエンザウイルスワクチンよりも長期的な免疫と高い有効性を提供できるとNIHは述べています。」
それに成功すれば、モデルナがインフルと新型コロナの混合ワクチンを先送りにすることはなかったに違いない。
もっとも、モデルナのワクチンも、A型(HAとNとで特徴づけられるタイプ)に対しては、有効性を示したそうだからな。
そっちだけでもユニバーサル化できれば、B型に対してだけ予測すればいいことになるから打率は上がるに違いない(そういうことかあ?)。
まあ、期待しないで見守ることにしようか。
浮沈子は高齢者になり、今年の冬から毎年のようにワクチンをうち続けることになる(昨年は、全額自腹で打ちましたが)。
仮にどんぴしゃり当たったとしても、インフルのワクチンは効果限定だからな。
発症して重症化しなければラッキー程度か(未確認)。
mRNAワクチンが誘導する免疫が、どれ程の性能になるかはうってみなければ分からない。
毎年、1回しか臨床試験ができないから(南半球とかでもやるかもしれない:それでも年2回)、開発には時間がかかるだろう。
浮沈子が生きているうちに、対応する製品が出てくるかはビミョーだ。
まだ、第一相試験だしな。
変な混ぜ物をしなければ、新型コロナワクチンと同程度の副反応で済むかもしれない(つーことは、現行のインフルワクチンより、かなり強烈ということになる)。
そいつと、新型コロナのワクチンを混ぜて打とうという、ド変態なモデルナの気が知れない(副反応2倍かあ?)。
副反応を理由に、接種率が上がらなければ、多少有効性が高まったとしても社会全体としての利益にはつながらない。
まあ、どうでもいいんですが。
万能ワクチンは、変異の激しい新型コロナでこそ開発してもらいたい。
感染力も、インフルなどよりは強力だ。
高齢者の致死率も高い(年齢階層によって異なるようです:80歳以上は同等という話も:未確認)。
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