欧州大戦争:次の標的:ポストウクライナの憂鬱
(ロシアはすでに戦争準備段階――ポーランド軍トップが警告)
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「欧州の関心はロシアがいつウクライナへの攻撃をやめるかではなく、ウクライナの次の標的はどこか、になっている」
「ロシアはポーランドとの戦争に向けた準備を開始」「ロシアはすでに戦争準備段階に入っており、ポーランド領土に対する潜在的な攻撃の条件を整えつつある」「いま起きているのは戦争そのものではなく、いわば『戦前』の状況──我々がハイブリッド戦争と呼ぶものだ」(ポーランド軍参謀総長のヴィエスワフ・ククワ)
反対意見も掲載されている。
「ククワの「戦前状況」という認識は正しいと認めつつ、それが必ずしも戦争に発展するとは限らない」「ハイブリッドな脅威は、侵略に適した環境を作り出し、相手の対応力を試すものであり、必ずしも通常戦争へと発展するとは限らない」「ロシアによるポーランド侵攻が、ウクライナ侵攻と同様の全面戦争の形で行われる可能性は低い。現在のロシアの軍事力、ポーランドの軍備強化、NATOの集団的防衛義務などを考慮すれば、現実的ではない」(クラクフのヤギェウォ大学ヴォイチェフ・ミフニク助教授)
「ポーランドでの鉄道爆破は、欧州を不安定化させ、NATOとの潜在的戦争に向けた政治的・情報的・心理的条件を整えるロシアの『フェーズゼロ』作戦の一環だ」(米シンクタンクの戦争研究所(ISW))
「我々は常に戦争前夜にいる。冷戦期もその一例だった」「この戦前期をどう管理し、有効な抑止戦略を築くかが重要だ」(ククワ)
「「戦前期」とは、まだ戦争が始まっていなくても、安全保障上の緊張や破壊工作が活発化している状態を指す。」
この記事で触れられている鉄道爆破については、既に多くのメディアに取り上げられているが、ロシアが関与を認めたという話は聞かない(してても否定するだろう)。
ポーランドの軍事強化がどれ程進んでいるかは知らないが、NATO第5条を当てにするのはやめておいた方が無難だろう。
特に、初期の限定的な侵略においては、事実上空文となることは明らかだ(断定的!)。
現在が戦争前夜であるという認識も改めるべきだな。
既にウクライナではドンパチが続いているし、NATO諸国がそれを支援している状況は、事実上の戦争状態に巻き込まれていると見るべきだ。
ウクライナ戦線から、いつ、どこに飛び火してもおかしくない。
ロシアはウクライナ戦争を「特別軍事作戦」と呼び、「内戦」として処理しているけど、NATO本体への攻撃も同様のアプローチになりかねない。
特に、旧ソ連支配下にあった東欧諸国はなおさらだ。
ドイツだって、東半分は危うい。
先日も書いたけど、ロシアはいつ、どこででも、NATO本体への戦端を開く用意が出来ている。
(ロシアの限定的なNATO攻撃、いつでも可能=ドイツ軍高官)
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「ドイツ軍の統合作戦司令部のアレクサンダー・ゾルフランク中将はロイターの取材に対し、ロシアは現時点で小規模かつ短期間の地域限定攻撃を明日にでも実行可能だと述べた。」
ウクライナに対するロシアの軍事的関与は、2014年から続いている。
その間には、マレーシア航空機の撃墜事件という痛ましい話もあった。
(マレーシア航空17便撃墜事件)
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「2014年7月17日にマレーシア航空の定期旅客便がウクライナ東部上空を飛行中に撃墜され、乗客283人と乗組員15人の全員が死亡した事件」
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