既「史」観
2012-04-13


既「史」観


その国は、世界の中で孤立していった。国際機関を脱退し、経済的な制裁を受けながら、軍備を増強していた。

ある国は、その増長を非難していたが、一方で出口の見えない状況に追い詰めていった。

いや、出口は一つ開けておいたのだ。「戦争」という出口を・・・。

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まあ、フィクションのような話だが、よくある話だ。戦争は、絶対に勝てると思ったときには相手に仕掛けさせるのがいい。名目が立つし、何より「自衛」というのは、国家の永遠の権利である。

逆に、戦えば負ける戦と分かっていても、窮鼠猫を噛むということはある。

米国は、イラク、アフガニスタンなどに侵攻し、軍事力を行使している。かつて、「悪の枢軸」呼ばわりしたならず者国家である(ちょっと、品のない表現ですな)。

(悪の枢軸)
[URL]

あれ?、アフガニスタンは違ったようです(というか、侵攻した後だった)。あとは、イランと北朝鮮だけ?。

ついこの間、イランがホルムズ海峡を閉鎖すると脅しをかけたとき、米国は、凄みを利かせた。

(米政府、イランに書簡 海峡封鎖は一線越える行為と警告)
[URL]

事実、ホルムズ海峡は閉鎖されていないし、イランに対する経済制裁は行われるだろう(なんか、日本とかは免除されたような報道も)。

(米国のイラン制裁法、韓国は免除対象国に含まれず)
[URL]

この後、どうなっているかは分からないが、やるときゃやる米国のスタンスは変わっていない。

世界に冠たる好戦国家は、次なる獲物を探して世界中に目を光らせているのだ。

ちょっと気になる記事があったので紹介する。

(韓国ミサイルの射程距離延長…キャンベル次官補「韓米で交渉中」)
[URL]

今回の「人工衛星」事件で、この交渉の行方が左右されるのかどうか。米国がゴーサインを出した時に、半島に何が起こるのか。その時、中国はどう出るのか。

そして、日本はどうするのか。

混迷を極める状況の出現を、誰も望んではいないだろうが、現実のバランスの中で推移する状勢を、しっかり見据えていかなければならない。
[ノンセクション]

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