禺画像]
ベントレー・コンチネンタルGTスピードなど
W12気筒6リッターエンジンにツインターボをぶち込んで、チューニングを施し、625馬力と81.6kgmのトルクを捻り出す。
( ベントレー・コンチネンタルGTスピード(4WD/8AT)【短評】)
[URL]
まあ、日常は必要ない力を秘めて、いざというときに備える余裕。オトナのクルマである。こんなもん買って、首都高バトルやるのは反則である。
青山のコーンズに出かけて、その雄姿を拝んできた。ここは、ベントレーのほか、マセラティも扱っていて、8百万円台と手頃な価格のクアトロポルテの中古が置いてあったりする(このクルマが、展示車中最も安い・・・)。
コーンズとかに行くと、金銭感覚が一桁違うので混乱する。
ポルシェくらいだと、5倍位で済むのだが、値札の桁が違ってくる。
それでも、フェラーリに比べれば安い。F12ベルリネッタの価格は、3600まんえんという、日常は必要ない金額である。
一応、ボクスターで乗り付けたのだが、イメージ的にはママチャリで近所の日本車のディラーに乗りつける感覚に近い。その日本車の価格が100万円(三菱のミラージュとか、トヨタのパッソなど)だとしたら、青山のショールームで一番高いミュルザンヌは33倍以上の価格である。
(ミュルザンヌ 2011年モデル:価格.com)
[URL]
浮沈子のママチャリは、近頃(文字通り)ホットな話題を提供しているリチウムイオン電池を搭載する高級ママチャリで、購入当時8万円もした(予備電池込み)。33倍すると264万円となり、ボクスターの購入時の262万円とほぼ同額になるというわけである。
店内でスーパーカー小僧よろしく、写真を撮りまくるわけにもいかず、店を出てから吉野家が映りこむのをがまんしてパチリ!とやったのが、画像である。
店員が説明してくれたのは、ミュルザンヌで、こちらは6.75リットル(エンジンカバーの刻印は、「6 3/4」)のOHV(!)V8(ツインターボ)で、ベントレーの伝統のエンジンということだ。
(ベントレー・ミュルザンヌ (2010))
[URL]
タイヤの径は21インチもある。
こんなクルマを転がしている御仁は、さぞかしクルマ好きなのだろう。市街地の燃費は、リッター4キロを切る(3キロ台!)。96リッターのタンクを使い切ったとしても、300キロちょっとしか走れないということだ。
まあ、燃費を気にする人はいないでしょうが・・・。
(ミュルザンヌの主要諸元)
[URL]
こうしてみると、ベンツとかポルシェというのは、立派な実用車だ。普通の量産車で、真っ当なオトナが日常乗るクルマである。
英国貴族は、浮世離れしたクルマに乗って、世界を席巻したんだということが分かる。
たまには、コーンズに出かけて、マセラティの優雅なボディラインを眺めたり、ベントレーのドデカイボンネットに溜息をついたりして、世界が誰によって支配されてきたかを考えてみるのもいいかもしれない。
セコメントをする