タンクキャリア
2013-03-19


禺画像]
タンクキャリア


SMCCR(サイドマウント・クローズドサーキットリブリーザー)のタンクを、本体から分離するという荒業により、浮沈子号は、無事に(?)プールダイビングをクリアした。

タンクの分離は、セブでの海ダイブを想定した運用を成立させるために、苦肉の策として考案したものだ。

プチホテルの敷地内にあるショップから、ローカルに担いでもらって水中に持ち込み、そこで、本体とドッキングするわけだ。

ハウスリーフからビーチダイブすると、棚があって、50m位沖からドロップオフになっている。50m程の深さまで、ほぼ垂直に落ちて、そこから45度の斜面を降りきった辺りで70m。徐々に緩やかになっていく傾斜を沖に向かっていくと、120mの深さまでは到達できる。

イントラは、130m位まで行ったことがあるらしい。情報によれば、そこから先に少しマウンドがあって浅くなり、それを超えると、再び深くなるのだという。マクタン沖の海峡は、数百メートルの深度があるはずなので、沖へ行けば世界記録も夢ではない。

まあ、戻ってこれるかどうかは、全く別の話だ。

浮沈子は、未だにノーモキシックトライミックスCCRダイバーの講習中ということになっているので、トレーニング深度は60mまでであり、ドロップオフ下の斜面の途中なので、殆んど全く泳ぐ必要がない。

楽チンなトレーニングである。

それでも、いやだのすっぱっただのと言いながら、ドロップオフの中層を行ったり来たりしては、いろいろなスキルの向上を図るわけだな。

さて、タンクを水中まで運んでもらうのに、何か方法はないかと考えたのが、これ。

(風呂敷)
[URL]

しかし、実際には、もう少し簡便な方法を考える必要がある。

ローカルは、このくらいなら肩に担いで行ってしまうのが普通だ。

それでは、少し芸がない。

背負子(しょいこ)のようなものを用意すれば楽に運べるし、落として壊すこともない(ファーストステージ付いてるし)。

荷物の重量は約20kgになる。やはり、手に持ったり肩に担ぐよりは、背中にしっかり背負ったほうが安定する。

水中に持ち込んで、中のものを取り出すことを考えると、水切りが良く、簡単な構造が望ましい。

で、画像検索して一番イメージ的に近かったのが、これ。

(オリジナル背負子プロトタイプ(実戦投入モデル))
[URL]

これなら、セブでも手に入りそうだ。ショルダーベルトと腰ベルトをなんとかしなければならない。

籠の方が、中の物は安定するし、中圧や高圧のホースもばらけることはない。

ここで、妙案が浮かんだ。

捨てずにとってある、APD純正のハーネスの活用である。水中で担ぐことを想定して作られているので、籠の固定さえうまくいけばバッチリである。ステンのボルトナットもどこかにあるはずだ(ボルトはあったので、ナットとワッシャーを調達すればいい)。

とりあえず、Dリングとかをうまく使って、安定させよう。

むむっ、タンクキャリアにしては高級過ぎるような気もするが、新たな投資は最小限で済みそうである。
[CCR]

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