�禺画像]
安全神話


（アシアナ機、サンフランシスコで着離失敗―2人死亡、182人搬送：記事中に２１３便という記載があるが、２１４便が正しい）
[URL]

「世界で広く導入されているボーイング777型機で死亡事故が起きたのは今回が初めて。」

そうだったのか。

（安全な機材はこれだ！　航空機種別の重大事故リスクは？）
[URL]

しかし、こんな記事もあって、気になる。

（B777と747、どちらがオススメですか？？：回答No.6）
[URL]

「B７７７が出たばかりの頃、度々故障が起きたために、社内（業界内？）では、この機種を「トリプルセブン」ならぬ、「トラブルセブン」と呼んでいたそうですよ。」

「でも小さい故障なので、公には知られていないですよね。」

（１カ月前にエンジン異常＝事故機、油漏れで整備）
[URL]

「事故を起こした機体は、６月２日にサンフランシスコ国際空港に到着後、双発エンジンの片方で油漏れが見つかり、２０時間にわたり整備を受けたという。」

（ブリティッシュ・エアウェイズ38便事故）
[URL]

「ボーイング777としては1995年に就航して以来初めての機体が大破・全損する事故となった。」

「低温環境で長時間飛行をした際に燃料供給システム内で水分が凝固し氷が生成され、エンジンへの燃料の供給が制限されたことから着陸直前に搭載エンジンの推進力が失われるという事象が発生したと見られている。」

「着陸途上と言う高度を利用しての回復と言う手が使えない最悪のタイミングで発生した事を鑑みると、当事故の損害が機体の全損だけで済んだのは不幸中の幸いであった。」

「墜落の衝撃などで乗客1人が重傷、乗員4人と乗客8人が軽傷を負った。」

機体の全損だけではない！。

「事故再発防止対策として、運航マニュアルの変更及びFOHEの設計変更と交換がNTSBにより推奨されボーイング社及びロールス・ロイス社が対応している」

今回のアシアナ航空２１４便が、着陸に失敗した原因が何なのかは、今のところ一切不明だ。

ベテランの操縦士、良好な天候、就航後１８年が経ってダメだしが終わった機材、点検時に異常が発見されていないことを考えると、一体、なぜ事故になったのか不思議だ。

今後の調査が待たれる。

浮沈子は、この事故には、現段階で重要な教訓があると考えている。

「安全な航空機」などというものは、「安全なダイビング」と同様、有り得ないということだ。

７７７は、既に見てきたように、人間が作り出した機械である以上、完璧なものではない。

それを、可能な限り整備し、設計を見直し、改善して、良好に使用して安全を図っている。

７７７は安全な飛行機なのではなく、単に「幸運な飛行機」であったに過ぎない。

統計的には、航空機事故は一定の確率で起こるのだが、そこには個別具体的な事象があり、多くは複合的な原因で発生する。

ところで、航空機の宿命として、飛んでいなければ落ちるということがある。

当たり前の話だが、言葉の遊びではなく、揚力を発生させる翼は、空気の流れが無くなれば、その機能を果たすことは出来ない。

航空機は（ヘリコの回転翼も含めて）、翼に風が当ってなんぼの原理（ベルヌーイの定理）で空に浮かんでいられるのだ。

（ベルヌーイの定理）