アメ車は何処?
2013-11-21


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アメ車は何処?


第43回東京モーターショーが開幕した。

国産自動車は、大手全社が出展した。

海外勢もボルボが復帰、テスラが初参加と僅かながら復調の兆しがある。

しかし、GM、フォード、クライスラーの御三家は、今回も出展はない。

(出展車両一覧)
[URL]

3回連続である。

米国は、我が国に於ける自動車販売の展開を、明確に諦めたわけで、フォーカスという世界で最も売れたCセグメント車をアピールしたり、泣く子も黙るキャデラックをどーんと見せびらかしたり、見上げるようなダッジラムで、米国の真のモータリゼーションを紹介してくれることもない。

我が国のクルマは、アメ車を見ながら作ってきた。

ヨーロッパの高機動車ではなく、ゆったりと走るアメ車の小型版を作ってきたのだ。

V8への憧れ、船酔いしそうなサスペンション、無駄にデカイ車体・・・。

オートマチックトランスミッションは、一世を風靡し、オートマ限定免許なるものまで生み出した。

最近でこそ、DSGに代表されるクラッチ式が流行っているが、トルコン式のオートマは、米国の発祥である。

自動車評論家や、一部のエンスーは、マニュアルシフトの方がいいとかいうが、やつらだって、普段使いのクルマはオートマに決まってる!。

広大な国土を、安楽に移動できる自由な交通手段。

アメ車は、その意味では、世界を席巻したのだ。

今を時めくミニバン、SUVなども、アメ車が発祥である。

(アメリカ車)
[URL]

浮沈子は、アメ車には疎いが、工業製品として、また、長距離移動手段としての優れた点は、頭では理解しているつもりである。

唯一試乗した5000ccのムスタングが、小型車だといわれると、あれ?っとなるのだが・・・。

若かりし頃、米国の首都ワシントン郊外のダレス国際空港に降り立った時、地平線が見えた!。

この広大な国土に住むには、頑丈で大きくて、ゆったりとしたクルマが必要だろうと、心から思った。

そう、クルマとは文化、その国を象徴する工業製品なのだ。

日本を象徴するクルマは何だろう?。

プリウスなのか、GT−Rなのか。

いやいや、答えは軽自動車である。

世界に冠たるエコカーであるな。

米国では、(個人用としては)絶対に売れないクルマである。

日本では、アメ車が走っているのを見る機会は殆んどない。

(外国メーカー車モデル別トップ20の推移:年度)
[URL]

アメ車の影も形もない。

それでいいのかも知れないな。

日本の狭い国土と、整備された道路、鉄道による交通網を考えれば、アメ車の出る幕はない。

モーターショーは、一般には明後日から公開になる。
[自動車]
[東京モーターショー2013]

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