選挙対占拠
2014-02-01


外資の言いなりになる物分りのいい政府が、国内をだまくらかして安定に統治しているのが良い。

安い労働力、高い教育、政治の安定こそ、投資の魅力だ。

その意味では、どっちに転んでも、タイの経済的な魅力は失せる。

浮沈子的には、バンコクで足止めされずに、プーケットに行けさえすればよい。

次回の訪タイからは、シンガポール経由で入ることも考えておけば、長期的な見通しも立つ。

100年位、好きなように揉めててください!。

洪水というインフラの脆弱性に続き、政治の不安定さを露出してしまった黄昏の王国・・・。

その選挙(占拠?)が、明日、行われようとしている。

民主党を中心とする反体制派が勢いづいているのは、国内の支配層(王宮含む)が概ね反体制派だからである。

平民どもに、国家を乗っ取られてたまるか!。

資金も潤沢にあり、そちらの方でデモが縮小するということはない。

100年でも、200年でも、続けることは出来るだろう。

要は、守旧派が、社会の骨格を握っているなかで、新興勢力のタクシン派が、これにどう対応していくかという構図なのだろう。

今のところ、両派に妥協点はない。

だいたい、選挙をやれば、タクシン派が勝つから選挙に反対するという、滅茶苦茶な話だ。

王権を戴いている限り、この構図は消えない。

だって、王宮自体が反タクシン派なんだから・・・。

国王が、統治から手を引き、タイ王国を終焉させ、まっさらな民主主義を敷く以外に、長期的な解決はない。

いや、絶対王権に戻すという手もあることはある。

軍事クーデターを起こして、憲法を停止し、国王を唯一の権力として仰ぐ、永遠のタイ王国の復活である。

別に、それだって、悪いわけじゃあない。

どんな政治体制だって可能だろう。

ちなみに、我が国の憲法だって、国民の意思でどのようにも変更できる。

国家は、国民の道具であって、逆はない。

平穏な選挙だけが、国民の意思でもない。

荒々しい方法で、統治の形を決めてきた国だって、たくさんある(アフリカとか)。

タイが、どのような国家の形を選ぶのか。

外国人の浮沈子には、直接の関与は出来ないが、個人的な旅行は別にしても、いささかの関心をもって、見守りたい。

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