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スポーツリブリーザー
最近、マーク6ディスカバリーを初め、スポーツリブリーザーなる、いわゆる欠陥商品をよく目にする。
もちろん、本当の意味での欠陥商品であるわけはなく、かつてNECが、ハードディスク内にオペレーティングシステムを収め、外部とのデータをやり取りするためだけにフロッピーディスクドライブを1台だけ搭載したコンパックのパソコンを、自社のフロッピーディスクドライブを2台登載した製品と比較して、欠陥商品呼ばわりしたのと同レベルである(今考えると、とんでもない言いがかりだな)。
要するに、使い方が違うので、付いている機能も異なるというわけだ。
ホリスのエクスプローラーもその一つである(画像参照)。
エレクトリカルコントロールド・セミ・クローズド・サーキット・リブリーザー(ESCR)という、初めてお目にかかるリブリーザーである。
(EXPLORER)
[URL]
(EXPLORER SPORT REBREATHER SET TO LAUNCH)
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田中さんとこでは、70万円で出すという。
(0129 ダイビングビズショウ)
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「田中光嘉さんのところに行き、スポーツリブリーザーのエクスプローラーを見せてもらって背負って見た。23キロとかで、ナイトロックスを使って水深40Mまで潜れる。12リットルダブルと同じだけ潜れる。それで、価格は70万。とても魅力的なコンセプトである。」
いい商売してるなあ!。
センチネルのVRテクノロジーが作っているので、その関連で扱うんだろう。
まあ、数出るもんじゃないし、日本じゃ、合法的に潜れるとこなんて皆無だし。
本当のCCR(?)が使えないから、その代わりに使うものでもない。
これを積極的に選ぶ理由って、何だろうか。
一つは、安いから。
浮沈子のCCR(ビジョンコンピューター制御のインスピレーション)は、当時(6年前)150万円以上だったが、その半分以下ということになる。
ナイトロックスを使って、40mまで潜らせるということは、32パーセントのナイトロックスTを使うのかもしれないが、これも、どこでも手に入るわけではない。
一部地域を除けば、ナイトロックスは、現在でも国内調達は不可能だ。
だいたい、ナイトロックスが手に入るなら、こんなもん使わないで、オープンサーキットで水中に吐き散らかした方が安い!。
所詮、床の間の飾りである。
床の間の飾りなら、安い方がいい!(そうかあ?)。
海外で、ナイトロックスが簡単に手に入る環境であれば、ソフノライムの値段との兼ね合いで、価格優位になるかもしれない。
本体価格は別にして。
問題は、やはり、サイドマウントして持って行かなければならないベイルアウトガスの方か。
これは、完全に余分なコストになる(99パーセント以上、使わないから)。
サービスにしてくれてもいいような気がする(使ったら、金取る:置き薬のようなもんか)。
オープンサーキットで、12リッタータンク2本でサイドマウントすれば、たぶん、同じ時間、同じように潜って、上がってこられるに違いない。
ガスは、全て吸い尽くしていい(両サイドとも、一応50位残してくだされば・・・)。
それでも、SCRのメリットがあるとすれば、湿った暖かいガスを吸うことが出来、泡が少ないサイレントダイビングを楽しめるということだろう。
しかし、それなら、CCRの方がいいのではないか。
ディスカバリーにしても、他のタイプにしても、SCRに劣るところがあるとは思えないし、酸素ガスさえ充填できればいいのだ。
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