飛翔体
2014-02-27


飛翔体


北朝鮮がまたまたミサイルを発射した。

(UPDATE 1-北朝鮮、短距離ミサイル4発を発射=韓国国防省当局者)
[URL]

「聯合ニュースによると、発射された短距離ミサイルの射程距離は約200キロメートルで、日本は含まれていない。」

まあ、米軍と韓国軍の合同軍事演習に対する反発というのが妥当な観測だろうが、陸軍も何かやらかすんじゃないかと、韓国側は緊張を高めているわけだ。

(一からわかるミサイル防衛)
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8ページに渡るいい記事なので引用した。

コピペは出来ないが、全文に目を通す価値がある。

この中で、気になったのは、終末期高高度地域防衛(THAAD)というやつだ。

(THAADミサイル)
[URL]

「パトリオットPAC-3は、比較的小規模で展開しやすいかわりに、射程が短いため、高速で突入してくる中距離弾道ミサイルなどへの対処が難しく、また、迎撃に成功した場合でも地上への被害が大きくなるという問題があった。このことから、パトリオットPAC-3よりも高高度、成層圏よりも上の高度で目標を迎撃するために開発されたのがTHAADである。」

「THAADは大気圏外での交戦に特化しており、低高度での弾道ミサイル、あるいは通常航空機との交戦は、パトリオットPAC-3など、従来型のHIMAD用ミサイル・システムに任せることとなる。また、大気圏外での交戦を重視していることから、洋上配備のSM-3と同様の中間段階(ミッドコース・フェイズ)対処も可能と誤解されることがあるが、THAADはその名前のとおりに終末段階での迎撃用」とある。

わかりづらいが、このフェーズを通り越したら、最早、盾となるシステムはない。

「大気圏外でブースターから切り離された迎撃体は飛来する弾道ミサイルを赤外線画像シーカーで捉え、外周に配置された10個のスラスターで自らの姿勢と軌道を制御し、標的の最適部位に直撃して運動エネルギーでこれを破壊する。」

「日本も北朝鮮が2009年に行ったミサイル発射実験を受け、全国瞬時警報システム(Jアラート)に加えて、ミサイル防衛力強化の為にTHAADの導入を検討していると毎日新聞が報じたが、防衛省は導入の具体的な検討はしていないと発表している」とある。

PAC3は、拠点防御しか出来ないし、打ち漏らしの可能性もある。

多段階での防御としては、THAADは、検討の余地はあるな。

大体、Xバンドレーダーだけ米軍に配備させて、どーすんの?。

「なお、このXバンドレーダーのみをミサイル防衛用の地上レーダーとしてアメリカ国外への前方展開することが実施・検討されており、その最初の1台が2006年6月青森県の車力分屯基地に配備された。2013年2月、近い将来京都府の航空自衛隊レーダーサイト・経ヶ岬分屯基地に2台目となる地上レーダーを配備することで日米は合意した。」

まあいい。

米国を守る不沈空母として、身体を張ってミサイルを打ち落とそうという、集団的自衛権の発動には欠かせないシステムだからな。

米国向けの飛翔体が上がったら、バンバン打ち落としてみせまっせ!。

データリンクでも、一体運用でも、何でも引き受けて、アンダーセン基地(グアム)なんかには、指一本触れさせないという固い決意なのであるな。

ハワイとかも、射程に入ってくるだろうから、そっちの方も任せておけということだ。

米国本土はもう少し北よりのコースになるから、これはもう、カナダとかそっちの方にがんばってもらうしかない。

西太平洋に弾道弾の雨を降らそうという暴挙だけは許さん!。


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[宇宙]

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