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イリジウムネクスト
携帯型の端末で衛星回線にアクセスし、高速インターネットに接続する・・・。
そんな夢のような話を実現してくれるんじゃなかろうか、という期待を抱かせる記事があった。
(イリジウム通信衛星 軌道上66機を総入れ替え オービタルサイエンシズが全81機を製造)
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(Ready for what comes next:元ネタ)
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元ネタを見ても、どれ程のスループットが得られるのかは分からない。
しかし、21世紀に打ち上げるのだから、まさか2.4kbpsということはないだろう。
(インターネットアクセス)
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(衛星電話:イリジウム)
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紆余曲折を経て現在のサービスになっているが、全部の衛星が入れ替われば、全く新しいシステムになるわけだ。
地上の端末も、刷新できるわけだし・・・。
「全衛星に、他の事業者や研究機関などの観測機器などを預かって搭載できるホステッドペイロード搭載スペースを設けているのが特徴だ。30×40×70センチメートル、最大50キログラム、消費電力50ワットのペイロードに対応する。」
衛星スペースの賃貸(販売?)である(画像参照:白い網目のかかった部分がそれらしい)。
うまい商売を考えたものだ。
打ち上げロケットの隙間に、小型の衛星を載せるというのは良くあるが、こんな話は初耳である。
スペースシャトルでも、似たようなことはやっていたが、打ち上げしっぱなしの衛星では聞いたことがない。
むろん、空きのまま打ち上げて、後から埋めるとか、入れ替えをするということは出来ない。
ウィキの記事によると、ロシアの軍事衛星と衝突したとある。
(2009年人工衛星衝突事故)
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「二つの衛星が互いに数km以内ですれ違うという事象は、毎日、非常に多く発生している。」
「イリジウム社のJohn Campbellは、2007年6月に行われたフォーラムで講演し、これらの問題のトレードオフや、イリジウム社の所有する衛星ネットワークを構成するすべての衛星一機ごとに一週間で400回も寄せられる5km以内への異常接近に関する情報を取り扱うことの難しさについてを話していた。」
「このような衝突やニアミスが起きるたびに、機能停止した衛星を軌道外に移すなどして安全に処理する義務を課すべきだという声が巻き起こるが、いまだにそのような国際法は存在しない」
宇宙での交通事故というわけだ。
うーん、ちょっと意外な状況だな。
もちろん、予備の衛星があるので、影響は最小限に留まるだろうが、宇宙も広いようで狭いんだな。
そういえば、映画ゼロ・グラビティも、衛星の破片が原因の事故が背景となっていた。
「衛星コンステレーションの構成:
・66 operational Low Earth Orbiting (LEO) advanced communications satellites
・6 in-orbit spare satellites
・9 ground spares」
さて、このイリジウムネクストの最大の注目点はスペースXが登場するということである。
「イリジウム コミュニケーションズは打ち上げパートナーとしてスペース X社の名前を挙げており、タレス アレニア スペースではこの3月に打ち上げシミュレーション用の機材をスペース Xに引き渡しているという。」
うーん、これは注目だな。
2015年2月から2017年までというと、もう来年じゃないの!。
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