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音なしの潜水器


ナルスアン島にスノーケリングに行ってきた。

（スノーケリングアドべンチャー）
[URL]

「きれい！海洋保護区、ナルスアン島で水中世界を楽しみましょう！
サンゴ礁は水深約2メートルからはじまり、スノーケリングで簡単に訪れることができます。 自然が作り上げた様々な色や形はすべての人に感動を与えます。」

浮沈子は、スノーケリングについては小浜島とサイパン、テニアンでやっただけであるが、今回久々にやってみて、非常に楽しかった。

しかも、あることに気付いて愕然とするのである。

スノーケルとＣＣＲは同じだ！。

ライフジャケットを着て、自分のマスクにシュノーケルを付け、借り物のプラスチックフィンを履いたのだが、水面から下を覗きながら呼吸しても、水中で泡は出ずに無音のままだ（当たり前ですが）。

この感じ、昨日までのＣＣＲと良く似ている・・・。

ライジャケ着ていることもあって、呼吸しても浮力の変化は感じないし・・・。

ナルスアン島のマリンサンクチュアリーは、それなりに綺麗で、スノーケリングを楽しむには最適だ。

水深も２ｍほどと浅く、光も良く届いて明るい。

今日は、水温が低く、初めは少し寒かった。

クマノミの類がうようよいるし、名も知らぬ熱帯魚に囲まれて、無音で水中の景色を楽しめる。

減圧症になる心配もないし、酸素センサーもスクラバーもいらない。

地球大気という、事実上無限の容量を持つＣＣＲを使って、その気になれば何時間でも水中を眺めていられる・・・。

ナルスアン島は、一度だけ行ったことがあるヒルトゥンガン島から、さらに先にある隣の島だ。

バンカーボートは、浅瀬の海洋保護区を仕切るロープの外に舫い、スノーケラーは泳いでロープの中に入る。

ボートスタッフが怪しげな足鰭を着けて案内してくれるのだが、彼は水中眼鏡だけで、スノーケルは咥えていない。

ライジャケもなし。

身体を張ってガイドしてくれているわけだが、重労働だな。

１時間ほど遊んで、再びバンカーで帰ってくる。

北風なので、しぶきが凄くて、水中眼鏡をつけたまま乗っていた。

十分アドベンチャー気分を味わえる。

塩っ気が多いような気もするが。

帰ってきてからスコッティーズで頼んでくれた和風弁当と、浮沈子にだけ振舞ってくれるインスタントコーヒーを味わいながら、この１週間を振り返り感慨に浸る。

行き帰りの船旅と、スノーケリング、弁当が付いて２８００ペソ余り。

まあ、安いかどうかは別にして、それなりに楽しめることは確かだ。

ダイビングで溜めた窒素を抜くのには最適だな。

次回も、このパターンで行こう！。

可能なら、フィンも自前の方がいい。

借り物のプラスティックフィンは、浮いてしまう。

まあ、軽くていいんですけど。

水中まで潜ることはないので、耳抜きの心配をすることもない。

わざわざ、スノーケリングのためにセブに来るほどのことはないが、何かのついでに楽しむならリーズナブルだろう。

海況によっては中止されてしまうこともあるし、船酔いには十分な対応（酔い止め必須！）が必要だ。

原則として水着で行うので、クラゲにはご用心である。

添乗員は現地スタッフの女性が乗ったが、彼女はスノーケリングはしない。

案内してくれたのは、現地ボートスタッフである。

まあ、いろいろ突っ込みどころはあるんですが。

サンゴの上に乗っちゃったり・・・。

まあいい。

クマノミ手づかみにして見せてくれたりしたことも、ここだけの話にしよう・・・。

セブでの予定は全て終わった。