乾燥剤
2015-02-24


乾燥剤


これが事実としたら、オービタル・サイエンシズ社は災難だったことになる。

(燃料タンクの乾燥剤が原因か=昨年10月の米ロケット爆発)
[URL]

「昨年10月、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を運ぶ米国の無人補給船を載せたロケット「アンタレス」が打ち上げ時に爆発した事故で、ロイター通信は20日、燃料タンク内に不注意で残された乾燥剤がエンジンに入ったのが原因だった可能性があると伝えた。」

(Exclusive: Orbital explosion probe said to find debris in engine: sources:元記事?)
[URL]

「One of the sources familiar with the probe said investigators found particles of a crystallized desiccant, or drying agent, in the turbo pump and other parts of the AJ-26 engine.」

「Desiccants are often used to control moisture in fuel tanks but need to be removed before takeoff, the sources said.」

(desiccant:乾燥剤)
[URL]

なんでまた、乾燥剤を入れっぱなしにしてたんだあ?。

まあいい。

燃料タンクの製造過程で入れられたものなんだろうから、40年前のエンジンとは無関係ということになる。

(アンタレス・ロケットの打ち上げ失敗とソ連からやってきたロケットエンジン)
[URL]

「第1段のタンクはウクライナのユージュノイェ社から購入しており、またその設計はウクライナのゼニート・ロケットのものを短くしたものだ。」

あれま、こいつもロシア製(今のウクライナ製)だったんですねえ・・・。

(ゼニット (ロケット))
[URL]

構造欠陥による打ち上げの失敗は明記されていないので、燃料タンク自体の設計には問題はなかろう。

で、乾燥剤ねえ・・・。

ウクライナ製とはいえ、まあ、ロシア製みたいなもんでしょ?。

(ユージュノエ設計局)
[URL]

「この企業はドニプロペトロウシクで機械を生産するユージュマシュと密接に協力する。ユージュマシュはユージュノエ設計局の開発した機種の主生産組織である。」

(ユージュマシュ)
[URL]

「ウクライナの宇宙ロケットや農業機械やバスやトロリーバスや路面電車や風車や人工衛星の製造会社である。」

いえいえ、れっきとしたウクライナの企業である。

ああ、やっぱ、ウクライナもだめなんだあ・・・。

旧ソ連製のエンジンは、今回は犯人ではなさそうな感じだが、まだ、最終決着しているわけではない。

タンク内の異物によるトラブルといえば、こんな話もあったな。

(汚染水浄化装置停止 ゴム製敷物 原因か)
[URL]

「東京電力福島第一原発で試験運転されている、ALPS(アルプス)と呼ばれる新たな汚染水の除染装置で発生したトラブルで、東電は二十九日、水処理用のタンク内から、作業時に使った、はしごを固定するゴム製の敷物が見つかったと発表した。」

「東電は、この敷物が配管に詰まり、トラブルにつながった可能性が高いとみている。」

タンク内の忘れ物には、注意しないといけないという教訓を生かせなかったわけだ。


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[宇宙]

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