カウントダウン
2016-03-04


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カウントダウン


スペースXによる、SES−9の打ち上げの4回目のカウントダウンが始まっている。

(SES-9 MISSION)
[URL]

まあ、このリンクは、パーシャルなものだから、後になって見ても何の役にも立たんけどな。

何度もやり直しをしているので、ちょっと整理をしておこうかな。

・第1度目:2月24日(日本時間2月25日、以下同じ):約30分前でカウントダウン停止:液体酸素の温度が高かったため
・第2度目:2月25日(2月26日):1分41秒前でカウントダウン停止:液体酸素の注入に問題発生
・第3回目:2月28日(2月29日):1分33秒前にカウントダウン停止(第1回目):進入禁止区域にボートが入ったため
・第3度目:2月28日(2月29日):0秒前(点火直後)にカウントダウン停止(第2回目):液体酸素が温まってしまった等で、出力が上がらなかったため

(SES-9 MISSION延期:1度目)
[URL]

(Holding countdown.:2度目)
[URL]

(2度あることは・・・:3度目)
[URL]

打上時刻は、東部時間で夕方6時45分頃、日本時間では、朝の8時45分頃だ。

うーん、この時刻の縁起が悪いのかもしれない(んなこたぁ、ないでしょうが)。

まあいい。

3度の打ち上げ中止にいずれも絡んでいるのが液体酸素だ。

キンキンに冷やして体積を縮めて、パツンパツンに詰め込もうという仕様なので、それがダメな時にはしようがないのだ(なんちゃって!)。

フルスラスト仕様になってから、運用が定まっていないのかもしれないし、地上側の設備に問題があるのかもしれない。

3度目の2回目の中止については、ロケットに入れてから温まってしまったとのこと。

ぬるいビールじゃダメなわけだ。

入れたら、すぐに発射しないと・・・(子供は、分かんなくていいです!)。

まあ、どうでもいいんですが。

衛星の方は、それ程切羽詰まった日程で上げなくてもいいようなので、慎重に、最善のコンディションで打ち上げるのがよろしい。

(ファルコン9:打上げ記録)
[URL]

そもそも、ファルコン9による静止衛星の打ち上げというのは、7号機、8号機、11号機、12号機、16号機、18号機である。

そして、回収実験が行われたのは、6号機(着水:着陸脚なし)、9号機(着水:着陸脚:成功!)、10号機(着水:着陸脚:成功!)、13号機(着水:着陸脚なし)、14号機(着艦)、15号機(着水:成功!)、17号機(着艦)、19号機(打ち上げ失敗)、20号機(着陸:成功!)、21号機(着艦:惜しい!)で、いずれも静止衛星ではない時だ。

そう、静止衛星打ち上げで、回収試験を行うというのは、今回が初めてということになる(フルスラストでの静止衛星打ち上げも初めて)。

成功の確率は、それだけ低くなるわけで、着陸脚と回収用の余分な燃料を積んで、5.3トンの静止衛星をスーパーシンクロナス・トランスファー軌道に上げようというんだから、困難さは今までで一番かも知れない。

(スーパーシンクロナス・トランスファー軌道)
[URL]

「通常の静止トランスファー軌道は、遠地点高度が静止軌道と同じ約3万5800kmだが、ロケットのエンジン噴射をさらに続け、これをもっと上げ、6万kmや10万kmといった、ぐんと高い軌道に衛星を乗せる。」

さて、この困難な打ち上げが成功裏に終わるのか、発射台での大爆発に終わるのか、注目されるところだ。
[宇宙]

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