しつこくMR
2016-07-23


禺画像]
しつこくMR


都内某ポルシェセンターにボクスターの車検を依頼したら、おまけにくれたミニカー。

(ポルシェ 356 No1 シルバー (ポルシェミュージアム特注) (1/18 オートアート78071))
[URL]

「●1948年から製造を開始し、製品名にポルシェの名を冠した初の市販車である『ポルシェ 356』。ポルシェの歴史を語る上で欠かすことのできない、記念すべきこのスポーツカー・・・」

ちょっと、説明が不足している気はするが、ここまでは正しい。

No.1というのは、もうちょっと特殊なクルマだ。

(ポルシェ・356:356.001)
[URL]

「1948年、いわゆるフォルクスワーゲン・ベルリンローマ速度記録車のメカニズムの延長上に、アルミニウムボディーの2シーターでロードスター型プロトタイプを試作した。ポルシェの名を冠した初の車であることから「ポルシェNo.1」とも呼ばれる。」

「量産型356とは異なり、試作1号車は鋼管スペースフレームのミッドにエンジンをレイアウトした。」

「1958年に買い戻され、現在はポルシェ本社に併設されている博物館に展示されている」

現存しているというのがスゴイな。

「試作2号車はクローズドボディのクーペとして製造され、1948年7月に完成したエンジンはリアに移動されている。」

以降、356は、全てリアエンジンで、MRだったのは試作1号車1台だけ。

MRの系譜は、550スパイダ〓として、レーシングカーに受け継がれていくが、本格的な市販車としては914の登場まで待たなくてはならない。

まあ、360とか、例外はあるけどな。

実際に走ったMRのレーシングカーは、550が初めてだと思っていたが、こんな記述がある。

「1948年9月にあるスイス人ユーザーに販売され、スイス国内でヒルクライムレースなどに出場し好成績を収めた。」

ポルシェNo.1は、レースに出てたってことだな。

(ミッドシップポルシェ)
[URL]

MRを軸にしたレーシングポルシェの系譜について、記事の中でリンクを纏めている。

718が登場して、MRポルシェは、再びRRの後塵を拝することになった。

都内某ポルシェセンターの、浮沈子担当の営業さんは、そうではないという。

MRとして、ポルシェのラインアップの中で、独自の地位を築いているというのだ。

バリエーションとしてのMRだ。

RRとのヒエラルキーではなく、選択肢としての提案。

GT4や、スパイダーもあるしな。

718(982)ボクスターの試乗については、このブログでも触れた。

(718試乗)
[URL]

出来のいいスポーツカーが欲しかったら、お勧めの1台である。

黙って乗れば、何も不満はない。

素の718で十分速いだろう。

Sは高いしな。

MRの系譜は、これからも続いていくに違いない。

GT4レースが盛んになれば、競技車両としての開発も進むだろう。

進むんだろうか?。

進んで欲しいな。

素直な運動性は、やはりMRの身上だ。

これからの時代には、そぐわないかもしれないが、だからこそ残って欲しい気もする。

特に、ボクスターのようなオープンタイプの普及は、更に輪を掛けて困難だろう。

Sは350馬力、素のボクスターでも300馬力になった。

そんなにはいらないような気もするが、あったところで邪魔にはならない。

03ボクスターは、228馬力だが、それだって使いこなせてはいない。


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