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小火（ぼや）



人類と、他の存在との違いは、火を扱うことができるかどうかだという。

神話のプロメテウスが人間世界に持ち込んだのかどうかは分からないが、とにかく、そういうことになっている。

２０世紀半ば、人類は、電子のエネルギーを超えて、原子核エネルギーを開放した。

初めは原爆、ややあって、原発。

その間には、潜水艦動力というのが挟まってるけどな。

原発は、現代のプロメテウスの火だ。

人類は、この扱いに、未だ慣れていなくて、いろいろ問題を抱えている。

放射性廃棄物の処理処分、何度かの過酷事故、そして、杜撰な管理・・・。

その中で起こった、今回の珍事。

（もんじゅ環境管理棟で出火＝外部への影響なし−福井）
[URL]

「「もんじゅ」の環境管理棟の環境分析室内で、ゴミ箱として使っていた段ボール箱が燃えた。」

「火災警報が鳴り、環境分析室内の実験台の横に置いてあった段ボールから火と白煙が出ていた。協力会社の作業員２人が消火器を使って消火」

うーん、午前９時ごろの出火とある。

怪しい・・・。

妨害工作かなんかじゃないのかあ？。

禁煙だというしな。

（もんじゅ構内でぼや）
[URL]

「同日午前８時半ごろ、作業員が立ち入った際に異常はなかったという。建物は全館禁煙」

吸っちゃったのかあ？。

まあいい。

原発という現代のプロメテウスの火を扱う施設で、古代からの火を扱い損ねたというシャレにならない話だ。

しかも、この絶妙のタイミングで・・・。

原子力規制委員会の保安検査中だっていうじゃないの。

存続が取り沙汰されている最中だしな。

所長以下、幹部は頭を抱えているに違いない。

気持ちは分かる。

しかし、この件は、原発の廃止とは切り離して考えるべきだろう。

事実、関係ない話だしな。

やっぱ、自衛隊だな。

火器管制ならお手の物だしな（あんま、関係ないんじゃね？）。

証拠隠滅するのに、建物ごと吹っ飛ばしかねない。

まあいい。

自衛隊には、放射線防護の専門部隊もいることだし（たぶん）、施設管理も含めて、研究部門以外を担当させるというのは、実務上、無理のある話とは思えない。

（中央特殊武器防護隊）
[URL]

「前身は地下鉄サリン事件や東海村JCO臨界事故で出動した事で知られる第101化学防護隊である。国内任務では方面隊を増援し、特殊武器つまりNBC兵器によって汚染された地域の偵察および除染を行う。」

ここは踏ん切りどころだな。

兵器級プルトニウムの生産が可能な核施設の管理を、軍隊が行うということになれば、国際的な反響は想像に難くない。

防衛大臣のビミョーな発言の後だしな。

やっぱ、あり得ないかな・・・。