生きている月
2016-12-06


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生きている月


地球の内部が液体状で、時折地表に噴火しては生命に大打撃を与えるというのは、良く知られたところである。

また、地球表面が複数の板状の構造物で覆われ、互いに移動しながら更新されていくという仕組みも明らかになっている。

海と大気を持ち、表面の浸食激しく、片時も同じ様相を見せない。

宇宙から地球を観た時、雲のかかり具合の変化は、時時刻刻であり、まるで星全体が呼吸しているようだ。

そう、地球は生きている。

内部の放射性物質の崩壊熱は健在だし、それを動力源とした火山の噴火やプレートの移動、太陽エネルギーを吸収放出することによる海洋や大気の循環によって、その活動を知ることが出来る。

その地球という星の地べたに棲息する人間は、毎日の生活の中で、それらの変化を体感し、今日は良い天気だとか、ちっと寒いとか、浅間の煙はたなびいているなとか、この間の地震は揺れたな、などと思うわけだ。

それに対して、月や火星、金星などは、あまり大きな変化を見せない。

金星は、厚い雲に覆われているので、特に地表の変化については良く分からない。

月や火星は大気がないか、ごく薄いので、地表の変化を見ることが出来るが、大昔はともかく、最近の大きな変化があったという話はほとんど聞かなかった(浮沈子が知らないだけ?)。

死んだ星。

生命の痕跡なく、乾いて寒くて、ろくな地磁気もなく、放射線にさらされ、隕石落ちるままにほじくられるだけの、つまらん星(そうなのかあ?)。

火星については良く知らないが、月は昔から、今でも内部活動があるらしいという観測が行われている。

(アリスタルコス (クレーター))
[URL]

「アリスタルコス台地では、多くの月面発光現象(一時月面現象、TLP)が報告されている。」

「このことは表面への継続的なガスの漏出ないし爆発的なガスの噴出によって説明できると考えられている。」

いやあ、浮沈子はUFOが発進するときの現象だと思うけどな。

(謎の発光現象-TLP)
[URL]

「TLPは、今から40年前の1958年に旧ソ連の天文台がアルフォンスス(図1)というクレーターを観測していた時に初めて発見されました」

(月の地質学)
[URL]

古い資料だが、詳しく紹介されている。

クリスタルコスのガス噴出は、アポロでも確認されていて、確実なようだ。

「月はガスを出すような内部活動を今でも続けているのではないかと考えられました。月は、そういう意味では「生きた」衛星なのです。」

火星はどうなんだろうか。

(火星の火山、現在も活動か?)
[URL]

「オリンポス山のカルデラは1〜2億年前のもので、斜面にある溶岩流は240万年前のものであることがわかった」

うーん、これって、活火山って呼んでいいんだろうか?。

(活火山とは:気象庁公式ページ)
[URL]

「2003(平成15)年に火山噴火予知連絡会は「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」を活火山と定義し直しました。」


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