地図が変わる
2017-06-22


地図が変わる


(噴火続く西之島、四半世紀ぶりに地図を更新ヘ)
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国名や地名が変わって、地図を修正するというのはたまにある話だが、地面のカタチが変わってしまって修正するというのは、あまり聞かない。

東日本大震災の時にも、地形は変化していて、日本列島はかなり歪んだ。

が、まあ、日常生活に支障をきたすほどではない。

GPSが使い物にならなくなるとか、そういう話はないからな。

日常生活に影響がないという意味では、今回の地図の変更も同じだ。

西之島なんて、ふつー行かないしな(現在は接近禁止)。

「四半世紀ぶりに地図を更新すると発表:国土地理院」

「2013年の噴火後初となる地図で、30日に刊行する。」

「今も続く噴火活動により、さらに地形が変わる可能性があるという。」

太平洋の水深4000m以上の海底からそびえたつ大火山だ。

海底火山のくせに(!)、大陸系溶岩(安山岩系)を噴出している変わりもんだが、今後噴火を継続して、西太平洋大陸(仮称)を形成する気遣いはないだろう。

数千万年後には、ユーラシア大陸の一部になる可能性はあるかもしれない(未調査)。

そしたら、また、地図を変えればいいだけだ(そういうことかあ?)。

今年の4月に噴火活動を再開してから、活発に溶岩を噴き上げている。

(面積は約9倍に拡大 西之島の新しい地図が完成)
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「島の面積はおよそ9倍に拡大しています。」

(西之島 活発な噴火続く 今後も陸地拡大の可能性)
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「流れ出た溶岩で島の西側や南西側を中心に陸地が拡大しているのが確認されています。」

「いったん弱まった離島の火山の活動がわずか2年ほどで再活発することは珍しく、今度も観測を続けたい」

さてさて、どこまで大きくなるのやら。

我が国には、海の中に出来た島が大きくなって日本列島になったという、まるで見てきたような神話が残っている。

(国産み)
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「イザナギとイザナミの二柱の神は天の橋にたち矛で混沌をかき混ぜ島をつくる。そして、『古事記』などではその後2神で島を産んだのである。」

「矛から滴り落ちたものが積もって淤能碁呂島(おのごろじま)となった」

ここから先は、紆余曲折があって、淡路島、四国、隠岐島、九州、壱岐島、対馬、佐渡島という大八島国(おおやしまのくに)が生まれ、続いて6島を生むというストーリーだ。

まあ、テキトーだな。

「類似の説話:
この島産みは、中国南部、沖縄から東南アジアに広く分布する「洪水説話」に似た点が多いとされる」

西之島の噴火・拡大は、まるで創世記のような話だ。

世界の火山学者や生物学者が注目しているに違いない。

絶海の孤島が生まれる(元々の西之島はありましたが)様を、目の当たりにできるわけだからな。

西之島については、このブログでも何度か取り上げているが、また何かあったら書くかもしれない。
[ノンセクション]

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