2017-08-18
「ヘリウム系統の点検は、飛島工場からの出荷前、種子島への輸送後、打ち上げ直前の3段階で実施しているが、最初の2回では、特に異常は見つかっていなかった。」
「その時点ですでに異物は挟まっていたはずだが、この理由については「良く分からないが、異物が非金属だったので、何らかの動きがあったのかもしれない」(平嶋氏)とのこと。」
うーん、怪しい・・・。
やっぱ、鼻くそだったんじゃねーのかあ?。
まさか、そう発表するわけにはいかないからな。
真実は、闇の中だ(そうなのかあ?)。
まあいい。
再打ち上げは、明日の午後から夜に掛けてだが、何にもチャレンジ的要素はないはずだから、是非とも成功させてもらいたいな。
「打ち上げ後にガスが抜けて失敗する可能性もあったが、それはちゃんと回避できた」
「1つ1つ確実丁寧に作業をして、打ち上げ成功を継続していきたい」
打ち上げ実績では、既にファルコン9に追い抜かれている。
失敗の数も、向こうの方が多い(2回ですが)。
そっちは、追い抜かれても問題はないけどな。
成功率では、H2Aの方が高いということになるが、ファルコン9は、早ければ来年には、H2Aの2倍の打ち上げ実績を上げることになるだろう。
以後の失敗がないとすれば、H2Aの成功率は、その時点でファルコン9に追い抜かれて、二度と追いすがることはない。
H3が登場して、実績を積めば、H2Aは引退に追い込まれるからな。
ファルコン9は、更なる改良が施される可能性はある。
大きな改良はないかもしれないが、細かいところは修正されるだろう。
また、ファルコンヘビーは、何回かの大改修を行う可能性がある。
推進剤クロスフィードや、2段目の回収などが考えられる。
完全再使用ロケットを目指して、衛星打ち上げロケットとして完成度を高めていくだろう。
ファルコン9や、ヘビーは、有人宇宙船の打ち上げに対応している。
H2Aは、もともとそういう設計にはなっていない。
それは、H3とか、その次の打ち上げロケットの仕事だ。
大きさや打ち上げ能力が似ているとはいえ、質的には異なるロケットなわけで、彼我の差は小さくない。
ましてや、再使用という技術は、今の時点では米国だけが持っている。
衛星打ち上げ能力を持つロケットの再使用に成功したのは、スペースシャトルとファルコン9だけだ。
FT改良型のブロック4の打ち上げに、あっさりと成功してしまったスペースX。
ドラゴン2のパワーランディングを諦め、裏切り者呼ばわりされたところだが(浮沈子だけかあ?)、見えないところで着々と地歩を固めているようだな。
前にも書いたが、躁鬱の気があるイーロンマスクのエキセントリックな発言とは裏腹に、この会社は意外なほど堅実で保守的だ。
技術の獲得のスピードが、めちゃくちゃ速いだけで、しっかりとプロセスを踏んでくるし、一見飛躍に見えるようなことでも、背後で経験を積んでいる。
そして、今回の打ち上げに見るように、毎回チャレンジし続ける。
少しは、まったりとした打ち上げがあってもいいようなもんだが、殆どそういう前例踏襲型の打ち上げはない。
「打ち上げ成功を継続していきたい」とかいう、三菱の目標は当たり前で、新規技術の開発の成功を継続している。
メタンガスを使うラプターエンジンがものになれば、マーリンDを換装することになるだろうし、まだまだ留まるところを知らない。
エントリーバーンで煤で汚れて着地するシーンも、見られるのは今のうちだ。
次回の打ち上げは、8月24日ということになっている(バンデンバーグ)。
台湾の衛星と、多数の小型衛星を射出するようだ。
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