何のためのロケットか
今日も、没記事を書いた。
人口減少社会で、何をすべきか。
どういうパラダイムが必要なのか。
風呂敷がデカい。
デカ過ぎる。
で、書きかけて、今日もボツ!。
我が国の話じゃない。
22世紀には、全世界で、とてつもない人口減少が起こる。
19世紀から20世紀にかけて、爆発的に増えた人口が、たった100年でクランチする。
100億を超えるだろうと見込まれている人類が、あっという間に半分になる。
それは、環境破壊による生産性の低下を見込んでいない、幸せな前提による推計だ。
浮沈子は、100億いくことはないと思っているし、減少の速度はもっと大きいと考えている。
その頃(22世紀末:西暦2200年頃)には、火星の植民地が栄えて、地球の人口減少を補うかもしれないけどな。
バカも、休み休み言えっちゅーの!。
火星の植民なんて、出来るわけないのだ。
その頃になれば、宇宙に人類を送ろうなどというアホな話は、誰もしていないに違いない。
21世紀初頭にそんな話が出ていたことなど、歴史の恥部として封印されているだろう。
人類は地球表面にへばりついて生きていくだろうが、宇宙空間を利用しないわけではない。
ロケットは、毎日打ち上げられるだろうし、人工衛星もしかりだ。
地球人類のための、健全な宇宙開発。
惑星探査とか、そういうのは続いているに違いない。
恒星間飛行の研究とかも、細々と行われる。
人類が直接利用できるのは、月軌道くらいまでか。
静止軌道だけじゃな。
混んじゃって、しょうがないからな。
低軌道は、インターネット衛星やら何やらがブンブン飛んでて、危ないしな。
静止軌道の上の高軌道を、上手に活用する方法を見つけなければならない。
地球ー月系のラグランジュ点とか、そういう話も出てくるかもしれないしな。
そこに、巨大な建造物を置いて、怪しげなことをやるわけだ。
(スペースコロニー)
[URL]
「地球と月との引力の関係が安定する領域「ラグランジュポイント」に設置」
もちろん、浮沈子の構想(妄想?)の中では、人類が住むことはない。
豊富な太陽エネルギーを使って、水を電気分解し(他の方法でもいいですが)、水素と酸素を得て燃料とし、宇宙空間を移動する際のガスステーションを作るわけだ。
建築の資材とかは、月から得るのが簡単でいい。
地球の重力井戸から打ち上げるのは、結構大変だからな。
プラントを月に置いて、そこで生産した資材をL1とかL2に供給する。
地球近傍の宇宙空間を、骨までしゃぶって、活用し尽くす。
賢い22世紀の人類なら、きっとうまくやるだろう。
しかし、当面は、地球から資材を送らなければならない。
現在、最大の打ち上げ能力を持っているのは、デルタ4ヘビーだ。
(Delta IV Heavy)
[URL]
現在までに9回打ち上げられており、まあ、だいたい成功している。
最近は、毎年1基ずつ、主に偵察衛星を打ち上げるのに使われている。
もったいない話だが、そのために作られたロケットだからな。
仕方ない。
今年の末には、スペースXが、安上がりのロケットを打ち上げることになっている。
(スペースXの超大型ロケット「ファルコン・ヘビー」、12月後半に打ち上げか)
[URL]
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