知らない名前
ジョルジュ・ルメートル。
浮沈子的には、欧州補給機(ATV)の名前として知ったのが初めてだな。
(欧州補給機:ミッション)
[URL]
「番号:名前:打ち上げ日:
・ATV-001:ジュール・ヴェルヌ:2008年3月9日
・ATV-002:ヨハネス・ケプラー:2011年2月16日
・ATV-003:エドアルド・アマルディ:2012年3月23日
・ATV-004:アルベルト・アインシュタイン:2013年6月6日
・ATV-005:ジョルジュ・ルメートル:2014年7月29日」
知らないという話では、エドアルド・アマルディなんて、聞いたこともないけどな。
まあいい。
で、そのルメートルというのが、ニュースに上がっていた。
(「ハッブルの法則」改名します 埋もれた学者の名を追加)
[URL]
「ハッブルの発表より2年早かったが、フランス語で書かれていた上、知名度の低い学術誌に掲載されたため注目されず、ハッブルの発表に埋もれる形になってしまった。」
マイナーな言語は、損するな(フランス語は、決してマイナーじゃないけどな)。
要するに、ハッブルの法則に、発見者の名前を連ねようというわけだ。
ふーん・・・。
人類が、銀河系の外側にも宇宙が広がっているという認識を得たのは、たかだか100年前に過ぎない。
それまでは、銀河系=宇宙の全てだったわけだからな。
そんな時代に、宇宙が膨張しているとか荒唐無稽な話をしても、誰にも相手にされなかったのかもしれない。
ハッブルは、赤方偏移というゆるぎない証拠を元にして、その主張を裏付けた点において傑出している。
(エドウィン・ハッブル)
[URL]
「1906年に行なわれた高校の大会の7種目で1位、1種目で3位を獲得した。この年には走り高跳びでイリノイ州の州記録も作っている。」
「ヘビーウエイト級のボクサーとして有名で、あるプロモーターは世界チャンピオンのジャック・ジョンソンと戦ったらどうかと勧めたほどであった。」
「オックスフォード時代にも大学対抗のトラック競技に出場したり、フランスのチャンピオンとボクシングの試合をしたりしていた。」
肉体派か・・・。
紙と鉛筆で、一般相対性理論を弄繰り回して唱えた説とは迫力が違うな。
(ジョルジュ・ルメートル)
[URL]
「ベルギー出身のカトリック司祭」
坊主か・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
「ハッブルは複数あるセファイド変光星の型を区別していなかったため、ハッブル定数としては、今日知られている値の約7倍の500km/s/Mpcという値を算出している。」(エドウィン・ハッブルより)
発見当初の学説なんて、テキトーだという実例だな。
「我々の銀河系内の天体ではないかと考えられていた「星雲 (nebula)」と呼ばれるぼんやりした天体の中に、我々の銀河系の外にある銀河そのものが含まれていることがはっきりした。ハッブルはこの発見を1924年12月30日の論文で発表している。」(エドウィン・ハッブルより)
浮沈子的には、この発見こそがハッブルの最大の業績だと思うんだがな。
人類の認識の地平は、遥かに遠く広がったわけだ。
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