バーナード星系
地球から2番目に近い恒星(アルファケンタウリは、3つの恒星の連星系だから、正確には4番目だろうけど)で、かつては唯一系外惑星を持つと信じられていた星。
浮沈子が子供の頃は、このネタで随分想像を羽ばたかせたものだ。
宇宙人が襲来するとか、恒星間飛行でたどり着くとか。
(地球以外の実在天体を扱った事物:バーナード星)
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まあ、どうでもいいんですが。
1970年以降は、惑星の存在が否定され、あまつさえ、プロキシマケンタウリに惑星の存在が示唆されてからは、めっきり話を聞かなくなった。
(太陽系に最も近い恒星をまわる惑星発見 - 生命が生存できる環境の可能性も)
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「太陽系に最も近い恒星である「プロキシマ・ケンタウリ」に、生命が生存できる環境の可能性のある惑星「プロキシマb」を発見したと発表」
バーナード星?、ふふん・・・。
鼻であしらわれるのがせいぜいである(そうなのかあ?)。
その、旬を過ぎたと思われていた星に、惑星が発見されたという。
(バーナード星:惑星系)
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「長らく惑星は発見されなかったが、半世紀を経た2018年11月14日、バーナード星の周りを233日で1周する惑星を発見したとする論文が発表された」
「推定される表面温度はマイナス170度と、地球上で知られているような生命を維持することは難しい」
わざわざ、地球上でとか、断りを入れなくてもいいと思うんだがな。
まあいい。
地球型生命の可能性は低くても、この星系には別の魅力がある。
「1万年後には太陽系から約3.8光年の距離まで接近すると予想されている。」(毎秒110kmくらい)
アルファケンタウリよりも近くなる。
近いといっても、十分過ぎるほど遠いけどな。
アルファケンタウリも近づいてくるが、それ程速くはない(毎秒20kmくらい)。
うまいとこ、近づいたころに届くように、探査機を準備してもいいか。
時間はたっぷりあるしな。
航行に6千年くらいかかるとしても、あと4000年はある。
十分だろう。
基本設計に1000年、詳細設計に1000年、予算獲得に1000年、建造に1000年というところか(そんなあ!)。
「直径は太陽の約5分の1程度、質量は16%程度の小さな主系列星(赤色矮星)で、表面温度は約3,000Kと太陽よりも低い。」
人類の移住先としては、あまりお勧めな感じではない。
穏やかな核融合反応が継続し、寿命は長そうだがな。
(恒星の大半は赤い星? 赤い星は実は高齢ではなかった:3. 主系列星参照)
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「太陽近辺の恒星は低質量主系列星であり、太陽系とわずか5.96光年しか離れていないバーナード星という恒星は質量が大変軽く、太陽の0.15倍程度しかないために寿命が数兆年と極めて長いです。」
長けりゃいいってもんでもない。
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