スターライナーは大丈夫なのか?
ISSへの有人飛行について、米国の2社が鎬を削っている。
言わずと知れたB社とS社だ。
この程、S社の無人テスト飛行の日程が報じられた。
(NASA schedules historic first flight of the SpaceX Crew Dragon)
[URL]
「米航空宇宙局(NASA)は8年ぶりに米国から打ち上げを開始する予定で、SpaceX Crew Dragon 1月7日に行われます。」(自動翻訳のまま:以下同じ)
NASAのページで確認する。
(NASA’s Commercial Crew Program Target Test Flight Dates)
[URL]
「Test Flight Planning Dates:
・ボーイング軌道飛行テスト(未作成):2019年3月
・ボーイングパッド打ち切りテスト:OFTとCFTの間
・ボーイング乗組員飛行テスト(クルー):2019年8月」
「・SpaceXデモ-1(未加工):2019年1月7日
・SpaceX In-Flight中止テスト:デモ-1とデモ-2
・SpaceXデモ-2(クルー):2019年6月」
「SpaceXは2015年にパッド打ち切りテストを完了しました。」
あれえ、B社はなんか飛ばしてないかあ?。
(Boeing suffers a setback with Starliner’s pad abort test [Updated])
[URL]
「ボーイング社のケースでは、Starlinerアボートシステムの飛行中止テストを計画していないため、テストはさらに重要です。」
そう、パッド打ち切りテストは行うが、飛行中止テストは行わないわけだ。
この差は、一体何なのか。
うーん、分からん!。
素敵な回答があったので、長いが引用する。
(Why Boeing gets a pass on this test is a nice question.)
[URL]
「これに対する答えは簡単です:飛行中止テストの実行はCCPの必須条件ではないためです。
実際、パッド打ち切り試験でもCCPでは必須ではありません。」
「CCiCAPとCCtCAPのNASAが設定した元の要件には、アボートシステムを検証するための飛行試験を行うための言語は含まれていませんでした。NASAはCCP請負業者に、アボートモータのコンピュータモデリングとテストスタンドの発射を介してアボートシステム設計を「証明」することのみを要求しました。」
なるほどね。
あくまでも、各社の判断ということになる。
NASAが、それらをどう評価するかという話は別だけどな。
S社の飛行中止テストは、今のところ来年の5月に予定されているようだ。
マックスQのタイミングで、ドラゴン2(クルードラゴン)を切り離す。
ド派手なテストだ。
期待していいだろう(何を?)。
もちろん、これは無人で行われる。
ソユーズは、本番でもバッチリやって見せたからな。
本番だから、有人だしな。
スターライナーは、ここを飛ばして、シミュレーションだけしてお終いにする。
ロケット、高いしな(アトラスV)。
再使用しないし。
どちらにしても、人間を乗せて飛ばす宇宙船だからな。
安全に越したことはない。
B社は、S社より高い開発費をもらっている。
実際に飛ばせば安全かという問題(その時、たまたま上手くいっただけかもしれないし)はあるけど、緊急脱出システムが機能するかどうかは、人命に係る事項だ。
もちろん、それが働かなくて済むのが一番であることには違いない。
S社は、ファルコン9の打ち上げで、ド派手な空中爆発を経験している。
(スペースX CRS-7)
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