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エレクトロン4号機は何機の衛星を打ち上げたのか
衛星打ち上げロケットとして、華々しくデビューしたエレクトロン。
ロケットエンジンの鬼門ともいえる、液体燃料を燃焼室に送り込むターボポンプを電動化し、モーターで駆動するという理にかなった方法で、ややっこしい話を簡単にクリアーした、クレバーなロケットだ。
2段目のリチウムイオン電池2個を、不要になった時点で投棄するというギミックもある(それほどのものかあ?)。
まあいい。
ロケットのメカ的には興味がある所なんだが、打ち上げロケットとしてのコンセプトには、浮沈子的には、いささか懐疑的だ。
キューブサット(ナノサット)とか、ミニサットとかを地球低軌道にお手頃価格で送り込むらしいが、大型ロケットを借り切って、100機位まとめて打ち上げた方が安上がりになることは明らかだ。
メリットがあるとすれば、打ち上げ時期とか軌道の種類の選択肢が増えるという点だろう。
衛星産業のボリュームゾーンが小型衛星にシフトし、何百億円もする大型衛星を何年も運用するのではなく、せいぜい数億円の開発費で安価なナノサットを開発し、あわよくば衛星コンステレーション組んで、単体では数か月で使い捨てにしていくという時代になってきた(そう「ナノ」かあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
それでも、打ち上げビジネスとしては隙間産業だし、使い捨てロケットである限りはコスト削減にも限界がある。
3Dプリンターでエンジンの主要部品を作るとか、カーボン素材で軽量化した本体で、搭載量を確保するなど、新世代の使い捨てロケットであることは間違いない。
詳細は不明だが、キュリーキックステージと呼ばれる上段ロケットには、環境に優しいエコなモノプロペラントが使用されているとも報じられている。
それにしても、本当にビジネスとして成功するのかどうかについては、いささか疑問の余地が残る。
最終的には、毎週のように打ち上げを行うということらしいが、そう上手くいくのかどうかは分からない。
そういうロケットで打ち上げられた今回の衛星については、ちょっとややっこしい話があって、そもそも一体、何機の衛星が上がったかということからして調べなければならなかった。
宮古島ダイビングツアーの準備を先送りにして、そんなことしてていいのかという突っ込みは無しだ(一応、物は揃えてあります)。
(Rocket Lab fields an array of NASA CubeSats on its latest success)
[URL]
「ロケット弾は19時33分UTC(19時33分NZDT)のパットから、NASA用の10個のCubeSatを搭載し、エラナ19号機の一部として搭載された。」(自動翻訳のまま:以下同じ)
エラナプログラムというのは、NASAが金を出して行っている、主に教育的衛星開発を目的としたプロジェクトらしい。
19番目のミッションということなので、相当実績を積んでいるようだ。
浮沈子は、最初、10機だけ上げたのかと思っていたら、どうも、それだけではないようだな。
(Rocket Lab launches cubesats for NASA)
[URL]
「ロケットは打ち上げ9分後に13個の衛星を含むキックステージを軌道に乗せた。」
うーん、話がややっこしくなりそうだな。
こういう時に頼りになるのがこのページ。
(Electron Curie)
[URL]
「No.:TypNo:Type:Date:LS:Payload:
・4:3:Electron Curie:16.12.2018:OnS LC-1:
・ALBus /
[URL]
・CeREs /
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