「安全より利益を優先した」=「空飛ぶ棺桶を作った」(BBC)
2019-10-31


禺画像]
(画像は記事の内容とは関係ありません。)

「安全より利益を優先した」=「空飛ぶ棺桶を作った」(BBC)


BBCの日本語版を作っている人は、B社から何か貰っているのかもしれない(そうなのかあ?)。

(米ボーイング、安全より利益優先と非難され 米上院公聴会)
[URL]

「(英語記事 Boeing accused of putting profit before safety)」(ボーイングは、安全よりも利益を優先していると非難されました。:自動翻訳のまま)

元記事の標題は、引用元として記されている表現とは異なる。

(Boeing accused of building 'flying coffins')
[URL]

「ボーイングは「空飛ぶ棺桶」を作ったと非難されました。」(浮沈子訳)

記事の中身は同一だからな。

ひょっとしたら、標題を差し替えたのかもしれない。

辛辣極まる表現だが、愛する家族を奪われた遺族にしてみれば、これでも手ぬるいと感じているに違いない。

まあいい。

浮沈子的に気になったのは、妄想に過ぎないと思ったボーイングの姿勢が、杞憂ではなさそうな感じになってきている点だな。

「マレンバーグ氏は、同社は「厳重な監査」を支持するとした一方で、FAAの権威強化への支持は拒否。業界の技術的専門知識を活用することで安全面は強化できているとしている。」

彼はこんなことも言っている。

(737MAXで「過失」認める、ボーイングCEOが議会証言へ)
[URL]

「その上で「当局は最も厳しい基準で審査して初めて運航再開を認めるべきだ」とし、運航再開後の737MAX機は「最も安全な航空機の1つになる」との見方を示した。」

二枚舌だな。

手前味噌ともいう。

誰が主導権を握っているかは、この発言(といっても原稿の段階だから、実際に言ったかどうかは分からないけど)を見れば明らかだ。

最も安全な飛行機として認めるのは当局ではない。

業界(=ボーイング社)であり、今後もその体制を維持すると明言しているのだ。

規制当局は、今でもボーイングに全面的に依存している。

自ら審査する能力がないと言われても仕方ない。

「馴れ合いではない。プロフェッショナルな関係だ」

まあ、物は言いようだからな。

ブルームバーグの記事には、議会がこのような状況に対応するための法案を検討していると書かれている。

(ボーイングのCEOが737 Max Jetで上院に「間違いを犯した」と伝える:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
[URL]

「ボーイングなどがゼロから再認証することなく既存の航空機を変更する能力を制限する法律を模索する予定であり、ボーイングの777Xなどの新しい航空機の承認プロセスに新しいコストと時間を追加する可能性があります。737Maxは、1960年代半ばまでの設計から、以前のモデルの修正版として認定されました。これにより、飛行機のシステムは新しい規制から部分的に免除されました。」

この部分は、日本語記事には出ていない。

(ボーイングCEO、「過ちを犯した」と議会証言へ−737MAX巡り)
[URL]

つまり、737MAXが1960年代の基本設計を引き継いでいるということで、MCASの審査が甘くなったことから、今後は既存の航空機を変更する際に、ゼロから再認証することを求める場合が出てくるということだ。

記事では777X辺りからということが書かれているが、件の737MAXに適用しないでどーする?。

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[ノンセクション]

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