2020-02-20
新型コロナの検疫には限界がある
クルーズ船ダイヤモンドプリンセスからの下船が始まった。
米国などでは、これから2週間、あらためて検疫期間を設けるという(未発症かつウイルス未検出者も)。
退船時には未発症かつウイルス未検出であった方の中から、航空機での移送中に3人の発症者が出たらしい(未確認)。
我が国は、横浜駅から電車に乗って帰る。
やれやれ・・・。
もう、市中感染まで起きているわけだから、我が国で馬鹿丁寧に検疫しても仕方ないということなわけだ(そうなのかあ?)。
下船した人たちも大変だな。
米国は、船に残った船客を、たとえ今日下船できたとしても、米国に向かう航空機に搭乗させない措置に出るといっている(2週間、何事もなければ乗れるみたいですが)。
具体的に、そんなことができるんだろうか?。
それに、第三国経由で陸路で入国したらどーする?。
チャーター機でサルベージした連中とのバランスを取るつもりなんだろうが、口先だけのような気がするな。
まあいい。
横浜から電車に乗って、日本中、いや、世界中に散る下船者は、もちろん、無症状だし、検査も陰性だ。
だが、既に湖北省からの帰国者の中で、帰国時に未発症かつウイルス未検出者が、後に発症した事例を見ているからな。
目に見えない感染者を、世界中に放ったわけだ。
3000人もいるからな。
皆無とは言えない。
検疫は終わったわけではない。
下船の際に行った検査で陽性になれば、同室者は未発症かつウイルス未検出でも下船できない。
同室者と離れてから、さらに2週間の検疫下に置かれる。
その間に、感染する可能性もある。
クルーズ船の乗組員や、検疫官が感染していないという保証はない。
現に、多くのクルーが感染していたし、検疫官の感染もあったからな。
下船は始まったが、クルーズ船の検疫はこれからも続いていく・・・。
未発症かつウイルス未検出のクルーの一部も下船して、再乗船するかもしれない。
我が国は、既に汚染国だ。
そんな中に放たれたクルーが、ウイルスお土産に再乗船したらどーする?。
既に、感染ルートを辿れない患者が複数発生している。
そりゃあ、北海道とか、東京都とか、愛知県とかバラバラだが、逆に言えば、いつどこで発生してもおかしくない。
80パーセントは軽症者で、自分が感染したかどうかも分からずに治ってしまう。
今年は、風邪ひいて辛かったよ・・・。
ちょうど、新型コロナが流行してたからな・・・。
ひょっとして、かかっちまったかと思ったけど、売薬で治って良かったな・・・。
病院?、いってないよ、もちろん(検査なし!)。
マスク?、売り切れだったしな、しなかったこともあったかもな・・・。
市中感染がどこまで広がっているかは分からない。
何らかの形でサーベイランスを掛けなければ、全体像は見えない。
武漢は、ようやく軽症者(といっても、入院が必要な程度)を拾い始めた。
今までは、検査もしないで門前払いしていた患者を受け入れ出したわけだ。
診断基準を緩和しているので、一気に感染者数が増える可能性もある。
疫学的統計はメチャクチャだろうが、治療的には正しい。
限られた医療資源を使って、なんとかして感染症の流行を封じ込めようと工夫している。
軽症者を野放しにしていれば、いつまでも感染の糸を断ち切ることはできない。
ひとたび市中感染が広がってしまったら、全部掬い取って、片っ端からしらみつぶしにするしかないのだ。
クルーズ船の下船に向けた未発症者に対するスクリーニング検査で、未発症のまま感染していた割合の多さに愕然とする。
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