大人の火遊び:良い子はマネしないでね!
2020-05-26


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大人の火遊び:良い子はマネしないでね!


浮沈子の記憶が確かならば、ISSでは何度か燃焼実験を行っている(ISS内や、離脱後の無人輸送機内含む:追加2参照)。

無重力下で炎がどのように振る舞うかは、地上ではなかなか再現できないからな。

近いところでは、先日離脱したシグナス補給船も、離脱後に船内で火遊びしたはずだ・・・。

(シグナスは宇宙ステーションを出発し、拡張実験ミッションを開始)
[URL]

「シグナスは水曜日にCubeSatsを展開し、ノースロップグラマンのコントローラーが5月29日に南太平洋上空で破壊的な再突入を行うように宇宙船に命令する前に、その加圧キャビン内でNASA燃焼実験を主催します。」

「Cygnus加圧モジュール内に収容されたNASAの火炎燃焼実験では、火炎が微小重力でどのように伝播するかを調べます。シグナスのミッションで飛行したオハイオ州のグレン研究センターで開発された一連のNASAサファイア実験の4番目です。」

「宇宙飛行士に対する危険性への懸念から、これまでの宇宙での燃焼調査は規模と範囲が限定されていました。しかし、サファイア実験が始まると、シグナスは宇宙ステーションから遠く離れ、科学者はより大きなサンプルに点火して、炎が宇宙でどのように動作するかを確認できます。」

「NG-13ミッションでのサファイア実験は初めて、4つの燃焼サンプルに点火します。そのうちの2つは、地球上の海面に相当するシグナス宇宙船内の気圧で点火されます。次に、シグナスモジュールを部分的に減圧し(その酸素含有量を増加)、酸素に富んだ低圧環境が他の2つのサンプルの燃焼にどのように影響するかを確認します。」

「この実験では、将来の宇宙船で使用するための火災検知技術と自動消火システムもテストします。」

大気圏突入前のテストだからな。

どーせ燃えちゃうんだから、派手にやろーぜ!(そうなのかあ?)。

昨日、ISSに接続されたこうのとり9号機にも、燃焼実験装置が搭載されている。

(宇宙ステーションに着陸したHTV補給船)
[URL]

「9番目のHTVミッションに詰め込まれたペイロードの1つは、日本の燃焼実験をサポートするモジュールです。JAXAのウェブサイトで、この調査により、「固体物質の着火や、ISS環境内のさまざまな固体物質への火炎の広がりなど、燃焼のさまざまなモードにおける重力の役割が科学的に決定される」と述べた。」

(「こうのとり」9号機ミッションプレスキット:リンク元)
[URL]

(宇宙ステーション補給機
「こうのとり」9 号機(HTV9)
【ミッションプレスキット】:PDFページ22参照)
[URL]

「4.1.1 実験装置等:
(1) 固体燃焼実験装置 (Solid Combustion Experiment Module:
SCEM)」

「「こうのとり」9 号機では、固体材料の燃焼実験で使用する「固体燃焼実験装置:Solid Combustion Experiment Module(SCEM)」の構成品を輸送いたします。」

「微小重力環境における様々な固体材料の燃焼限界条件(酸素濃度、周囲流速等)を特定するとともに、燃焼限界に及ぼす試料形状、材質等の影響を明らかにします。」

「これにより、固体材料の燃焼限界の重力依存性を解明し、微小重力環境における材料燃焼性評価について、科学的合理性を有する手法を構築します。」

ははあ、今までは勘と経験でやってたわけだ(そうなのかあ?)。

(火災安全性向上に向けた固体材料の燃焼現象に対する重力影響の評価)
[URL]


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[宇宙]

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