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蝶は花にとまった:密(蜜?)です!
長い一日が終わろうとしている。
米国の民間宇宙船クルードラゴンが、ISSに到着し、無事にドッキングを果たした。
朝、寝坊して生での打ち上げを見損なうという大失態を犯したが、まあ、見かけは1年前のデモ1と同じだからな。
中に人間が乗っているか、リプリー(ダミーの人形:センサーの塊ですが)が載っているかの違いだ。
今回は、マニュアルでの操縦も行ったようだな・・・。
(ドラゴンの乗組員は彼らの宇宙船をエンデバーと名付けた。最初の手動飛行試験を完了する)
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「彼らはSpaceX製のプレッシャースーツを脱いでより快適な服に着替え、ハーレーは通常宇宙船の動きを自律的に制御するように設計されたカプセルの飛行制御システムに手動入力を提供する能力のテストを開始しました。」
見ていて驚いたのは、船内用宇宙服を脱いで、ふつーのカッコして寛いでいたからな。
空気漏れとかして、急速に減圧しちまったらあの世行きだ。
やっぱ、21世紀製の宇宙船は違うなあ。
「副操縦士のベンケンの支援を受けて、ハーレーは、日曜日に予定されているドッキングの1時間未満前に、宇宙ステーションのすぐ近くで2回目の手動飛行試験を行います。」
23時過ぎにドッキングしたから、その前にテストしたんだろう(ドッキング前には、また宇宙服になってました)。
「土曜日の打ち上げ後、ハーレーとベンケンは、NASAのスペースシャトルが引退したことから、クルーカプセルを「エンデバー」と名付けたと発表しました。」
「私たちは2人ともシャトルエンデバーでの最初のフライトを行いました。」
デモ1のドッキングと同じく、クルードラゴンは蝶が花にとまるように、そっとISSに触れた(ちょっと揺れたけど)。
ドッキングは、2段階で行われるようで、ドッキングリングをキャッチするソフトキャプチャー、ガッチリと結合し、電力や通信を接続するハードキャプチャーに分かれているようだ。
今現在は、完全に結合されて、おそらく漏洩チェックをしているんだろう。
ある程度時間を置いて、エア漏れなどがないかどうかを確認しなければならない。
CCRのネガティブテストで、コーヒー1杯飲む感じか(ダイビング前のコーヒーは、お勧めできませんが・・・)。
ドッキングの際に、解説の人があと2mとか言ってたな。
思わず、密です!、と叫んでしまった(アホか!)。
蝶が花にとまるんだから、蜜かも・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
クルードラゴンは、再びISSに辿り着いた。
スターライナーは、まだ、1度も着いていない。
前回は、ついてなかった(文字通りか)。
年内に行われる2回目の無人テストに期待だな。
クルードラゴンにも、課題は残っている。
そう、地上テストで木っ端みじんになったスーパードラコの燃料配管系のトラブルが、完全に解決したかどうかだ。
バルブから、バーストディスクに変更し、漏れが起こらないようにしたわけだが、その仕様で宇宙空間に出るのは今回が初めてということになる。
再び漏洩して、チタンバルブ(こいつは交換されたんだろうか?)と反応すれば、ISSの半分くらいと共に再び木っ端みじんに吹き飛ぶことになる。
無事に帰還するまでは、気が抜けない。
が、まあ、ともあれ、とりあえずは目的地に到着した。
これから数週間(期間未定)係留されているわけだが、懸念されている太陽電池の劣化や、その他の耐久性チェック、前回のデモ1以降の改修点(具体的には知りませんが)の確認など、やるべきことは多いだろう。
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