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SN6上がる:炎も上がるが、直ちに消火される用意周到なS社の対応:想定の範囲内なロケット火災
スペースレーザー(うーん、クサすぎるネーミング:書くのがハズカシイ)の大ニュースが世界を駆け巡ってから数時間後に、テキサスではSN6のホッピング飛行が行われた。
(スペースX、8月に続きスターシップ試験機による無人飛行試験を実施)
[URL]
「スペースXは日本時間9月4日、開発中の大型宇宙船「スターシップ」の試験機「SN6」(SNはSerial Numberの略)による高度150mへの無人飛行試験を実施しました。」
前回と異なるのは、離陸時に地上施設(?)が吹っ飛ぶ映像がないこと、エンジンカバー(?)内部の映像で煙が充満していてエンジンが発火しているかどうかよくわからないこと、別記事でリンクしていた映像によれば、着陸後に機体下部から炎が上がっていたこと、そしてなにより、その炎が着陸地点近くに設置されている遠隔操作の消火栓によって直ちに消火されたことだ。
(Starship SN6 150M Successful Hop!:動画出ます。:消火活動は3分35秒辺りから)
[URL]
うーん、見事だ・・・。
使い捨てロケットなら、多少燃えちまっても問題ないんだろうが(そうなのかあ?)、再使用ロケットで着陸の度に火消しするというのはいかがなものか。
しかし、そんな些細なこと(そうなのかあ?)は棚に上げて、立て続けに打ち上げを成功させたことの意義は大きい。
まぐれじゃないぞ!。
まあ、炎が上がるのもまぐれじゃないようだが、爆発とかせずに終息させる技術はあるようだからな。
われわれが日常的に利用している旅客機だって、一旦燃え上がれば薪に火をつけたようになる。
(チャイナエアライン120便炎上事故)
[URL]
「那覇空港到着直後にエンジンから出火し爆発、炎上した。」
浮沈子は、この時のニュース映像を今でも鮮明に覚えているが、黒煙を上げて燃えているさ中に那覇空港では航空機が離発着していた。
やれやれ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
ロケットを着陸させて再使用するということは、しかもパワードランディングということになれば、爆発性の推進剤をしこたま抱えてエンジン噴射させながら落ちて来るわけだからな。
逆噴射では炎は上向きに上がり、そこには機体があって、エンジンや周囲の配管(推進剤も通っています)、着陸脚周り、制御系配線、その他諸々(カメラとかも?)があるわけで、それらが炎に舐められながら着陸することになる。
ファルコン9ブロック5では、エントリーバーンやランディングバーンで、機体が炎に舐められる、いわゆる逆噴射状態になることへの対策として、エンジンの根元に防炎カバーを取り付けている(ブーストバックバーンは、通常の推進になるので、その心配はない)。
現在のプロトタイプのスプレー缶(SN5とかSN6)では、そういう配慮はない(SN5ではエンジンそのものから炎が出てたしな)。
S社は、ちゃんと分っている。
火、出るぞ、と。
消火栓付けろよ、と。
今回の映像には、そのシーンが映っていて、なかなか感動的だ(そうなのかあ?)。
まあいい。
爆発しないで、2回のホップ飛行を成し遂げたということだけでも大ニュースだ。
次のスターシッププロトタイプの打ち上げがいつになるかは分からない。
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