〓エムポックス:クレード1
2024-08-18


エムポックス:クレード1


(エムポックス2回目の緊急事態宣言 1回目と違うところは?)
[URL]

「エムポックスの緊急事態宣言は2年ぶり2回目のものですが、1回目とはどこが違うのでしょうか?」

そう、浮沈子は、「またか・・・」と思ったんだが、どうやら今回の懸念は本物のようだ。

「2023年1月からこれまでの間に、コンゴ民主共和国では15600例の感染例と537人の死亡者が報告されています。」

感染者の捕捉の問題があるので何とも言えないが、名目上、3.44%という高い致死率となっている。

そりゃあ、ヒトが感染した場合致死率50%になる高病原性鳥インフルエンザに比べたら大したことはないけど、季節性インフルエンザは、0.1%以下だからな。

エボラ(2014年頃)の時に見たように、接触感染(主に)として舐めてかかっていると大事になる可能性がある。

幸い、ある程度の効果が期待できるワクチン(天然痘用)があるようで、我が国の備蓄を放出する話も上がっている。

(エムポックス、政府がコンゴにワクチンと注射針を供与へ…国内の感染者は今年15人)
[URL]

「武見厚生労働相は15日の閣議後記者会見で、感染が急拡大しているコンゴ民主共和国に対し、日本で製造したワクチンや接種針を供与する考え」

まあ、どうでもいいんですが。

感染研の記事などを見ている程度だが、今回の流行種である「クレード1」(コンゴ盆地系統群(クレード))は、ちょっとヤバそうな感じだ。

(エムポックスとは)
[URL]

「エムポックスウイルスには大きく分けてコンゴ盆地系統群(クレード)と西アフリカ系統群(クレード)の2種類の遺伝的系統群があり、コンゴ盆地系統群は西アフリカ系統群に比較して、重症化しやすく、またヒトからヒトへの感染性が高いとされる。」

初出の忽那教授の記事でも、その点が注目すべきとして取り上げられている。

「クレード2は、もともと西アフリカ地域で流行していたウイルスであり、2022年に始まった世界的な流行の原因となったウイルスでもあります。」

「そして、今回の緊急事態宣言の対象となったのは、クレード1と呼ばれる前回とは異なる系統群によるウイルスです。」

「クレード1は、もともとコンゴ民主共和国を含む中央アフリカの5カ国のみで報告されており、げっ歯類が保有するウイルスがヒトに伝播し、限局的にヒト-ヒト感染が起こっていました。」

それが急激に広がり始めたということは、ウイルスに変異が起こり、ヒトヒト感染を容易にするように変わった可能性が高い。

「今回のアウトブレイクで広がっているウイルスは「クレード1b」と呼ばれるクレード1から派生したウイルス」

「従来の感染した野生動物の死骸や生体との接触、家庭内感染、患者のケアに伴う医療従事者の感染に加えて、現在は性行為に関連した感染事例が増加」

「クレード1は、以前からクレード2に比べて感染した際の重症度が高い」

ヤバいな・・・。

ヤバ過ぎ!。

この件、何か進展があればまた書く。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(WHO、エムポックスで「公衆衛生上の緊急事態」を宣言)
[URL]

「致死率は100人に4人」(系統(クレード)不明)

「クレード1の過去のアウトブレイクでの致死率は最大10%」

「ウイルスに変化がみられたのは、昨年9月ごろだった。」

「変異によりクレード1bと呼ばれる派生型が生まれ、以来急速に感染が広がっている。」


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[ノンセクション]

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