スターライナー:B社とNASAの懲りない面々
(NASA、スターライナーの新たな試験飛行の選択肢を検討)
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「宇宙船による乗組員交代ミッションを開始する前に、乗員の有無にかかわらず、スターライナーの別の試験飛行が行われる予定」(NASAの商業乗組員プログラムマネージャーであるスティーブ・スティッチ氏:以下同じ)
なんだ、まだやるのか・・・。
「ボーイングは、新CEOのケリー(オートバーグ)氏に至るまで、スターライナーに全力を注いでいる」
「ヘリウム漏れをなくすための新しいシールのテストや、スラスターの「多面的な」テストに同社が注いでいる努力のレベルをその証拠」
「ボーイングはプログラムを継続する決意をしている。彼らは重要な機体を持っていることを認識しており、我々が配備したい能力をほぼ手に入れることができた」
「NASAとボーイングはこれらの問題で「順調に進展」しており、CFTミッションの飛行中の異常の70%を解決した」
「推進力の問題はまだ研究中で、さらなるテストが計画されている。」
「我々が固めてテストする必要があるのは、サービスモジュールの推進システムだ」
「ヘリウム漏れをなくし、ドッキング時に発生したサービスモジュールのスラスターの問題をなくせるか確認する必要がある」
「推進システム以外にも、スターライナーはNASAに、有人飛行の機体認証に必要なデータの多くを提供している」
浮沈子の記憶が確かならば、クルーモジュールのスラスターの1基も、再突入の際に不具合を起こしていたと思ったんだがな。
B社が胸を張って、昨年秋にブッチとスニを乗せることが可能だったと主張しない理由の一つでもある。
半年経っても、スラスターの問題は解決しておらず、更なる飛行を経て評価される必要があるわけだ。
「我々がやりたいのは、1回の飛行の後、クルーのローテーション飛行に入ることです」
「次の飛行では、機体に加えているすべての変更を実際にテストし、その後の次の飛行では、ボーイングをクルーのローテーションに入れる必要があります。これが戦略です。」
「スターライナーの計画、特にクルーの〓〓交代ミッションの開始時期については、急いで決める必要はない」
「スペースXは、次回のクルー11ミッションを予定しており、早ければ7月下旬に打ち上げられる予定」
「NASAは、クルー11の後に別のクルードラゴンミッション、クルー12、または最初のスターライナー乗組員交代飛行を行うかどうかまだ決めていない。」
「夏が近づき、その決定を下すために行うテストが理解できれば、もう少し時間はあるだろう」
悠長な話だな。
ISSの早期退役の話も出てきた中で、スターライナーが生き残る可能性は皆無だろう。
SLSとともに、その役割を終えることになる(そうなのかあ?)。
取り残されていた2人の宇宙飛行士も無事に帰還できたしな。
「ボーイングはスターライナーで数々の困難と多額の損失を計上している」
「同社は2024年にスターライナーで5億ドル以上の利益に対する費用を計上し、プログラム期間中の累積費用は20億ドル強になると報告している。」
早々に損切りして撤退するのが上策だ。
スターライナーは、仮に問題を解決してNASAのミッションに採用されたとしても、今後の展開には使えないかも知れないからな。
使い捨てにされちまうクルーモジュールに多くのエンジンを搭載する設計コンセプトは、運用上の高コストを招く。
クルードラゴンとの価格競争には、構造的に太刀打ちできない。
もたもたしていると、有人仕様のスターシップが登場して、ごっそりさらっていかれる運命にある。
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