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デザインの潮流:モノリシック:思想と機能
(シグマ製レンズ交換カメラ「Sigma BF」外観レビュー、金属の塊っぽさが全開で「感圧式ハップティックボタン」「内蔵ストレージ230GB」など異質のミラーレス)
[URL]
「シグマのフルサイズセンサー搭載ミラーレスカメラ「Sigma BF」が2025年4月24日に発売」
浮沈子は、カメラとか写真については全くと言っていいほど何も知らない。
愚弟は、ミラーレス一眼とか持っていて、スマホもカメラで選ぶマニアだが(税込み3000円のジャンクとかは見向きもしません!)、浮沈子的には、んなもん写りゃいいだろう程度にしか考えていない(そんなあ!)。
実際、このブログに掲載されている画像を見れば、その拘りの無さ(!)は明らかだからな(自分でも、そう思います・・・)。
写ってりゃいいだろう!?。
まあ、どうでもいいんですが。
しかし、このシグマBFというカメラの形には、ちょっとしたショックを受けた。
正直に言うと、この会社、知らなかったからな。
先日、記事にした画像のRAWデータの話の中で、ちらっと見た記憶がある程度だ。
(RAW画像:標準なき乱世の世界)
[URL]
「・シグマ:
独自のデータ形式を用いることで、カメラの情報を現像ソフトに正確に提供できるようになります。ただし、汎用(はんよう)性は低くなります。」
ふーん、ソニー、キヤノン、ニコン、オリンパス、フジフィルムだけじゃないんだ・・・。
シグマBFは、ギガジンで発表当時にも記事になっている。
(シグマ製フルサイズミラーレスカメラ「Sigma BF」登場、超シンプルなボディに「230GBの内蔵ストレージ」「振動フィードバック式のボタン」などを詰め込んだユニークなカメラ)
[URL]
「アルミニウムインゴットから7時間かけて削り出した継ぎ目のないユニボディが特徴」
そう、浮沈子が注目したのもそこだ。
まるで、2001年宇宙の旅(映画)に出てくるモノリスのような直方体を彷彿とさせるボディ本体。
カメラは、手に持って、重量のあるレンズを付けた状態でホールドし、動きのある被写体を狙ってシャッターを切るという動的な扱いを要する究極の道具だ。
知的な武器であり、目の機能の延長であり、悠久な時間の一瞬と無限な宇宙の一角をスパッと切り取る鋭利なナイフだ。
機能優先な形で手に馴染み、ホールド感良く、軽量化が難しいレンズシステムとの重量バランスも考慮される必要がある。
カタチは機能に沿う・・・。
が、シグマBFはそうじゃない。
フルサイズの画像センサーや、大容量メモリーなど、機能に妥協はないものの、右手の親指部分と表面の滑り止め加工以外に、持ちやすさを追求した感じはない(未確認)。
カタチ優先なわけだ(そうなのかあ?)。
浮沈子は詳しくないけど、機能もおそらく必要最小限に絞られているんだろう。
それでも、妥協のない性能を発揮するための仕掛けは詰め込まれている。
モノリシックなデザインの中に、見かけによらない機能が隠されているわけだ。
数年前、浮沈子はエジプトに行ってピラミッドを見てきた。
まあ、あれこそモノリシックデザインの原点と言ってもいい。
しかし、内部構造の複雑さや正確な方位による位置決めなど、シンプルで唯一無二のデザインの中に、驚くほどの機能が詰め込まれている。
でもな、浮沈子的にはその対比はあまり感動を呼ばない。
塊感のあるデザインそのものが持つ力、神秘性、超越性がポイントな気がする。
モノリシックというのは、コンピューターの世界でも登場する概念だ。
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