スターシップ:SLC-37:発射台工事も爆発&木っ端微塵
(SpaceX、フロリダ州のSLC-37ランプでULAインフラを解体し、スターシップを打ち上げる)
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「今回はファルコン9やファルコンヘビーの打ち上げには対応しません。SpaceXは将来を見据えて投資を行い、SLC-37発射施設全体をスターシップロケットの打ち上げに充てる予定です。ULAが残した旧施設の解体作業は既に始まっています。」
「ケープカナベラル軍事基地の北部に位置しています。基本的にはSLC-37AとSLC-37Bというラベルの付いた2つの別々の発射台です。SLC-37Aランプは一度も使用されたことがなく、たとえばWikipediaには取り壊されたと記載されています。」
「6月12日に解体が行われました。」
「今後の作業としては、清掃作業は今年の夏いっぱいかかると予想されています。支持構造物の解体は軍とSpaceXの協力のもとで行われた」
添付されている動画に、解体シーンが出て来るけど、あっという間の出来事だな。
「というわけで、解体工事は終わり、次はSpaceXがこの発射施設に実際に何を計画しているのか見てみよう。米国西海岸のSLC-6発射台と同様に、Starshipの打ち上げ業務をサポートするために、ここに完全なインフラを構築する必要がある。」
「この建設には、それぞれ高さ183メートルの2つの大きな統合タワーの建設が含まれ、ちなみに、これらの構造物は、テキサス州のStarbaseにある対応するものよりも約39メートル高くなる。2つの統合タワーに加えて、同社はロケットの着陸段を捕捉するためだけに設計される2つのタワーをさらに建設する予定だ。」
つーことは、4つの鉄塔が立つことになるわけだな。
キャッチ専用のタワーというのは、初登場ということになる。
1段目と2段目に、それぞれ必要というのは分かるんだが、打ち上げ用は1つでもいいような気もするんだがな(つまり、合計3本)・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
おそらく、打ち上げ頻度の関係で、2本の打ち上げタワーを確保しておきたいんだろう。
「この配置は、高頻度の打ち上げ業務を加速することを目的としています。各発射タワーには、打ち上げ中に発射台を水で満たすための専用の水タンクも設置され、燃料貯蔵タンクは両方の発射台で共有されます。」
「SpaceXはSLC-37ランプから年間最大76回のStarship打ち上げ許可を申請しているという。」
べらぼーめ・・・。
「計画は実に広範囲にわたるもので、同社はStarshipロケットの初打ち上げは早ければ来年にも実施されると想定しているが、個人的にはArs TechnicaサーバーのStephen Clark氏の意見に賛同する。つまり、建設は遅れ、初打ち上げは2027年になるだろうということだ。」
浮沈子的には、それでもかなり楽観的だと思うんだがな。
まあいい。
記事では、もう一つのLC-39Aランプ(現在、ファルコン9やファルコンヘビーで使われている)にも触れているが、割愛する(このエリアから44回の打ち上げと88回の着陸を計画)。
IFT-10が地上爆発で吹っ飛んじまって、スターシップ計画は暗礁に乗り上げている。
地上点火試験に使われていた施設もぶっ壊れちまって、当分、統合飛行試験は行えない(たぶん、年内はムリポ:未確認)。
「SpaceXは現在、多くの作業を前にしています。」
ロケット開発の方がとん挫しているわけだから、全く問題ないだろう(そういうことかあ?)。
重要なことは、S社の場合、ファルコン9などの通常事業は順調に展開しているということだ(イーロンマスクとトランプの空中戦は別として!)。
ULAは、既にバルカンロケットをメインにして稼働させなければならない羽目になっているが、既存のアトラスVの消化打ち上げだけが順調に行われているだけだ。
乗り換えに苦労している。
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