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９１７Ｋ


レーシングポルシェには、興味ないといっておきながら、９１７について触れないわけにはいかない。

（ポルシェ・917）
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「新設計の空冷ボアφ85×ストローク66mm、4,494cc水平対向12気筒912型エンジンで、当初から520馬力/8,000rpm、46kgm/6,800rpmを発揮」とある。

この後、１６気筒も試作されるが実戦には投入されなかったという。

このエンジンのボア・ストロークは、2.2空冷SOHCのφ84.0×66.0にほぼ等しい。

排気量もほぼ２倍だから、まあ、２台繋いだわけだ（「水平対向6気筒エンジンを2基直列につないで」とある）。

（プリズム１１の乗り物（ポルシェ資料館）：2.2空冷SOHC）
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911/02エンジンでは、180HP/6500rpmを搾り出していたので、９１２エンジンは、そんなに滅茶苦茶なチューニングではない。

まあ、元のクルマもレーシングカーみたいなもんだが。

１９７０年、ルマンでポルシェ初の総合優勝を飾る。

（1970 24 Hours of Le Mans）
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（917K of course! Although I am more partial to the 1970 917K that didn't have the fins (1971 did).）
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いい写真があったので拝借したが、画像のクルマは実際の優勝車ではない。

「栄光のル・マン」は、あまりにも有名な映画だが、この７０年のレースを撮影して作られている。

（栄光のル・マン）
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２０号車はその中で乗られたクルマのようだ。

Ｋというエクステンションは、「短い」というドイツ語「Kurz」からきている。

「ポルシェ伝統のクーペフォルムからボディ後端を跳ね上げてダウンフォースを確保する斬新なリアカウルに変更。このリアカウル変更に伴いフロントカウル形状も左右スクエアな形状に変更して、仰角変化によるダウンフォース変化を少なく抑えるようにした。」

それはともかく、このクルマのシャシーがすごい！。

「アルミ合金パイプによるスペースフレームを採用し、フレーム自体の重量はわずか47kgに過ぎない。サスペンションスプリング、ステアリングラック・アンド・ピニオン、ブレーキハブはチタン製、ブレーキディスクはベリリウム製。」とある。

（ベリリウム）
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昔、スピーカーの振動材料として使われていた記憶がある。

（ＹＡＭＡＨＡ　ＮＳ-１０００Ｍ　ＮＡＴＵＲＡＬ　ＳＯＵＮＤ　ＳＰＥＡＫＥＲ　ＳＹＳＴＥＭ：浮沈子も持っていました）
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毒性が高いため、現在ではブレーキディスクの材料としては使われないのだろうが、当時求め得る最高の素材を惜しげもなく使ったレーシングカーであることが分かる。

さて、現在開発中のポルシェのスーパーカーといえば、９１８である。

（ポルシェ・918）
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「1969年にデビューしたポルシェ・917をモチーフとしている。」とある。

この車については、このブログでも何度か取り上げている。

（ニュル破産）
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（カレラＧＴ）
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