筋違い
何か変だ。
(エボラ熱対策、日本に感謝=オバマ米大統領)
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「大統領はホワイトハウスで開かれたイベントで、日本が決めた医療関係者向けの約50万セットの防護具供与を取り上げ、「とりわけ感謝したい」と語った。」
ちょっと文脈がわからないので、反射的に本ブログで取り上げるのはいかがなものかと思ったのだが、例によって、脊髄反射でブログを書いている浮沈子は、あっさりと噛み付いてしまう。
だって、西アフリカ地域に援助するのに、なんで、米国大統領に感謝されなくっちゃいけないのか?。
我が国は、米国が軍隊を派遣する以前から、少ない(4人ぽっきり)とはいいながら人員派遣も行い、経済援助も些少ながら行っているし、国連の呼びかけに応じて当該国のために追加の支援を約束したのであって、米国に感謝される筋合いのものではないのだ。
オバマは、内輪の席でつい口が滑ったのかもしれないが、米国が今回の件で(に限らず?)、我が国をどのように見ているかを知らしめることになったな。
属国扱いなんじゃね?。
そもそも、米国が軍隊を派遣するのは、当該国の国民のためではなく、米国に飛び火してこないためのものである。
それは、我が国とて同じ動機なんだからいいとしても、我が国の援助は、少なくとも米国民のためではあるまい?。
それとも、また、浮沈子が知り得ない裏の事情があって、思わずポロリと出てしまったんだろうか?。
何だろう?。
医療関係者向けの防護具の供与は、確かに役には立つ。
(「ドイツ政府の直接援助なしには、エボラとの戦いに敗北する」 呑気な先進国とアフリカの悲痛な現状)
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この記事自体も面白いんだが、それとは別に、こんなことも書いている。
「オバマ大統領が8日にNBCに語ったところによれば、隔離施設を設置し、まず国際協力者たちの安全を確保する。彼らの安全が保障されなければ、事は進まないし、現地で援助活動に参加しようという医療関係者も増えない。」
そういう、優先順位の中に、我が国が提供する防護具が、タイミングよくはめ込まれたという点に、リップサービスしたのだろうと推測はするが、逆にそういうことを前提に我が国の支援が組まれたということになると、うーんと考えさせられてしまう。
米国に供与したのではあるまい?。
それとも、そうなのかあ?。
戦後最悪と評されるオバマ政権が、中間選挙を前にして、エボラで一旗上げたいのはやまやまだとは思うが。
それに対して、魚心あれば水心、我が国が援助するのは西アフリカ主要3か国ではなく、米国だったという実態が図らずも露呈したということなんじゃないのか。
米国の利益は、国際社会の利益なのか。
そりゃあ、エボラが米国で蔓延して、経済がガタガタになって、我が国がとばっちりを食うのは確かなんだが。
外交の抗し得ない一面を見せ付けられた思いだな。
しかし、実態はもっとどろどろしているのかもしれない。
例えば、ワクチンの投与が、当初の目標であった、今年11月からではなく、来年1月以降になったという報道もある。
(WHO、「エボラワクチン、来年1月に使用開始」)
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まあ、出所が出所なんで、どこまで信じていいか分からないが。
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