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おそれ２


（おそれ）
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もう、何をやっても手遅れで、エボラは自然終息を待つしかないのではないか。

しかも、主要３か国に限定できればよし、さもなければ、全世界が持続的な感染の恐怖に怯えながら生き続けることになる・・・。

１０００万人の感染者、７０億人の可能性、５００万人の死者。

しかし、これは、いくつかの前提の元に想定される、最も楽観的なシナリオに過ぎない。

最大２１日間という、比較的短い潜伏期間、発症から１０日程の短い感染期間、そして、飛沫感染までの感染様式。

これが、潜伏期間が２０年とか、発症からの感染可能期間が何年にも及ぶとか、飛沫核感染（俗に言う空気感染）になると、状況は一変する。

そして、それらは、ウイルスが変異して、遺伝子が変わっていくことによって起こるといわれている。

そのためには、感染を繰り返し、増殖を続けて遺伝子のコピーを作り変えていく必要がある。

流行期間が長引くほど、その可能性は高くなっていく。

同じ潜伏期間、感染可能期間、感染様式を保ってくれる保障などない。

今回の流行は、長期間にわたって持続していくことは間違いない。

規模が拡大すると、季節性の要因がない限り、数年間は続いていく。

まあ、熱帯だしな・・・。

さらには、ブッシュミートを介した新たな感染（自然宿主→ヒト）の感染も懸念される。

持続的に感染源が供給され続けることになる。

実は、感染可能期間が短いこと（病気になったと思ったら、急速に悪化して直ぐに死んでしまう）や死亡率の高さは、感染拡大の重要な障壁になっている。

そうでなければ、この病気はもっと爆発的に広がっているはずだ。

この特性を保ったままで、こんなに感染者が増えてしまっているほうが不思議なのだ。

ＮＨＫのニュースでは、主要３か国については、感染者への接触の有無に関わらず、渡航者は帰国から３週間、毎日２回、電話等での当局への報告を義務付けることになったと報道している。

物騒な話になったものだ。

こんな条件を付けられたら、だれも観光旅行に行こうなどとは考えないに違いない。

事実上の渡航制限である。

幸い、ダイビングスポットがあるわけでもなく、浮沈子が直接不利益を被る話ではないが、事態はそれほど深刻だということだ。

（アングル：エボラ「在宅治療」が浮き彫りにする西アフリカの苦境）
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現地では、７割の患者を収容するなどという世迷言を言っているＷＨＯの対応が、非現実的であることを証明する対応が始まっている。

在宅療養である。

感染防護キットを配られたって、専門の訓練を受けたＭＳＦの医療スタッフさえ、完璧に防御することが出来ない代物である。

素人に使え、というのがどだい無理な話なのだ。

少しでも、感染を抑制したいという気持ちの表れではあるが、治療の手が届かずに放置されていることに変わりはない。

そして、在宅での感染の広がりは止まらない。

（エボラウイルス、変異で強化の可能性は）
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「ガイア氏らは遺伝学的調査を行った結果、8月末の時点で341回の突然変異が起きていることを突き止めている。西アフリカでの症例数が多いほど突然変異の機会は増え、ウイルスの感染力が強まる可能性も高まる。」

「彼らがあらゆる場所での流行を早急に食い止める必要性を主張するのはこのためだ。」

「西アフリカのエボラ流行が収束しない限り、世界からエボラ患者がいなくなることはない。」