秋葉原の賑わい
2016-01-16


秋葉原の賑わい


世界の電脳街、秋葉原。

毎週のように通っていた昔とは異なり、最近はたまにしか行かない。

ビルが、丸ごとなくなっていたりして、アセる。

今日も、妙に広々とした一角を見つけて、変わりゆく街並みに衝撃を受ける。

歳歳年年、街同じからず。

コスプレ姿のお姉さんは、浮沈子には声も掛けない。

まあ、場違いなんだろう(どっちが?)。

まあいい。

そういうチャラい街ではなかった。

抵抗やコンデンサーの容量や型番を、メモに控えた人々が屯していた街。

パーソナル・コンピューターの部品を求めて、裏路地を徘徊した街。

家電量販店が軒を連ねていた街。

時代と共に、街の姿は変わり、そこに集う人々も変わる。

30年も、そんな姿を見続けてきた。

市場跡の駐車場は、巨大なビルに生まれかわり、駅前の一角を除いて、猥雑な雰囲気は消えている。

いや、一つ通りを入れば、中古の商品を並べた店や、型落ちの未使用品などを扱うところは残っている。

そういう店を覗いては、掘り出し物を見つけるのが楽しい。

分かる人だけが分かる、通の楽しみ・・・。

愚弟の買物に付き合いながら、久々に賑わいを楽しむ。

とっぷりと暮れた街を後に、83タルガを駆る。

帰りは下道。

昭和通りの地下道から、新橋、霞が関を掠め、麻布十番から五反田へ。

いつものルートだ。

クルマの流れ、信号のタイミングは知り尽くしている。

軽トラよりも遅い発進加速で、丁寧にギアを上げていく。

業を煮やした後ろの車が抜いていくが、そんなことには頓着しない。

温まったエンジンの、とろける様な回転を味わいながら走る。

この習慣は、もうしばらく続けよう。

月に1度、ひょっとしたら、もっと少なくなってしまうかもしれないが、マッドのそばの床屋に行くくらいの頻度では続けたい。

世界のアキバに、定期的に通える身分というのは、マニア垂涎の道楽だな・・・。
[ノンセクション]

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