サイボーグ
「人間の脳と最新電子機器の間に伝達経路を開くことができる」
「米国防総省の研究機関である国防高等研究計画局(DARPA)が開発に取り組んでいる。」
なんか、B級SF映画のノリだが、これはそんなんじゃない!。
脳とデバイスを繋いで、兵士をサイボーグ化し、戦闘力を高めようという究極の兵器開発だ。
デバイスを人体に埋め込んで、機能を発揮させるということ自体は、従来から行われている。
浮沈子の体にも、チタン製の部品が埋め込まれていて、毎日お世話になっている(つーか、ただの人工歯根ですが)。
電子デバイスということでいえば、ペースメーカーとかもそうだ。
これも、そのうちお世話になるかも知れない。
聴覚障害者の中には、人工内耳を骨の中に入れている方もいるかもしれない。
(人工内耳)
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健康保険も使える。
脳深部刺激療法というのもある。
(脳深部刺激療法)
[URL]
こっちも既に、保険適用だな。
この記事のデバイスは、まだ影も形もないが、神経と直に接続して、音声や映像を送ることになるんだろう。
音声はいいとしても、映像を送るというのはなかなかだな。
既に、基礎的な技術はある。
(チップの小型化で実現した「人工視力」:脳刺激型)
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(閉じても見えるハイテク「人工眼」 英の80歳男性に視力回復手術 日本にも患者数十万人:網膜刺激型)
[URL])
「マンチェスター大教授が装置の埋め込み手術を行い、約2週間後の7月1日に起動。大好きなサッカーのテレビ観戦が容易になり、家族の顔も分かるようになったという。」
脳の信号を取り出して、何かをさせるというのは、ずいぶん前からあるようだが、こうなると情報のやり取りとかが画期的に変わることになるだろう。
視覚とか聴覚といった生体感覚器、手足や声帯といった生体アクチュエイターなんてものを介さずに、ダイレクトにコンピューターに接続する。
パソコンのキーを叩いてブログを打つなどという、20世紀的な情緒ある作業は消えてなくなり、頭の中で考えて、コピペするだけでいい。
同音異義語の間違いも、激減するだろうな(そこんとこは、人間に依存するのかあ?)。
情報共有の姿も変わる。
端末を叩くこともなく、ダイレクトにアクセスする。
音声や視覚に頼らず、デバイスの操作もせず、考えたことが実現する。
そう、神の誕生だ。
フォース(スター・ウォーズねたです)もびっくりの超能力である。
まあ、メンテナンスとか、めんどくさそうだがな。
とりあえずは、軍隊と金持ちが使って、不具合を直してくれてから、庶民が安く使うことになるんだろう。
CCRみたいなもんだな。
まずは、軍用から・・・。
「人間の脳とコンピューターの間に伝達経路を確立できれば、とんでもないことが可能になるだろう」
駆動されるデバイス(アクチュエイターとか)を生体内に埋め込むことが出来れば、ハイブリッド兵士が誕生する。
サイボーグ009に登場する004のように、体中が兵器ということになる。
(004=アルベルト・ハインリヒ)
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