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リバティを読む
新しいCCRである、リバティの資料を読んでいる。
(Control system)
[URL]
この図は、省略されている部分もあり、注意して眺めないといけない。
「Two display units 〓 handsets (HS) in the schematic 〓 a head-up display and buddy display are connected to each control unit.」
それを頭の中で修正して、この図を見ると、各デバイスがインデペンデントでコントロールユニットに接続されているのが見て取れる。
同期が取れている時には、相互に参照することもできるのかもしれないが、片方のコントロールユニットがイカレタ時とか、コントロールユニット同士を通信させている内部のデバイスが動作しなくなると、丸ごと半分を失うことになる。
独立して冗長化している場合のメリットと、デメリットが発生するということだ。
ヘリウムセンサーを使った酸素分圧の推定(ディリュエントにヘリウムを入れた場合)とか、高度な技を繰り出しているようで、残存性には相当拘りがあるようだ。
圧力計や温度計が、呼吸回路の中についているというのも特徴的だな。
ハンドセットから切り離したセンサーを、どこに持ってくるかというのは、相当検討したんだろう。
水温センサーとかは、ハンドセットに持っているようだ。
「The temperature sensor provides to the control unit data on water temperature」
この構成で、実際のシリアスな環境下で、どれ程のメリットが発揮できるのかは、浮沈子には分からない。
浅く、明るく、暖かい南の海で、シングルタンクに加速減圧用の酸素持ってけば十分なゆるーい環境で、CCR使って30m超えたらヘリウム混ぜたいとか寝言いってる状況では、ブタに真珠の器材なんだろう。
洞窟とか、100m超えのディープとか、リール巻きながら奥へ奥へとペネトレーションするようなテクニカルレックとかなら、真価を発揮するのかもしれない。
失敗が許されない、隠密の軍事行動とかな。
007御用達なわけだ。
(The final decision is up to you)
[URL]
どれだけの機能が残っているか、その状態で先に進むべきか、撤退すべきかは、ダイバーが判断しなければならない。
どんな器材でもそれは同じだ。
フォールトトレラントシステムは、故障しないシステムではない。
故障した時に、業務を停止せずに、修理対応が可能なシステムという理解だ。
潜水中に故障して、無事に上がって来られたら、当然修理が必要だ。
故障時にも、フル機能を発揮できるということで、残存性は高まるだろう。
が、万能じゃあない。
でも、こういう器材を考案し、それが商品として出てくるというのは楽しい話だ。
(Divesoft manufacturing:動画出ます)
[URL]
マシニングセンターで、樹脂の塊から削り出しで工作している!。
ちょっとショボイ感じの被覆コードを、手作業でコネクターに差してたりして、いい雰囲気だな。
世界のヘンタイダイバー向けに、ここから出荷されていくわけか・・・。
画像は、ユニットの背面だが、タンクカバーと一体のバラスト入れは、ちょっと欲しいかも・・・。
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