停滞期
体重の減少が停滞している。
そういうことがあるというのは、良く聞く話だ。
飢餓状態に対応する、生物のホメオシタシス。
基礎代謝を抑え、吸収を上げ、現状を維持しようとする。
カロリーコントロールを導入して5日間。
プチリバウンドを回避して、やっと元に戻ったと思ったら、停滞した。
一筋縄ではいかないダイエットの、一つの象徴的なイベント。
(ダイエットの停滞期を早く脱出する7つの方法)
[URL]
「ダイエットを始めたあと比較的すぐに1〜2kg落ちたのに、その後同じように頑張っていてもなかなか落ちないという、いわゆる停滞期。」
「ここで食事量を極端に減らしたり運動量を極端に増やすのは、飢餓モードを助長してしまうため逆効果。」
えっ!、じゃあ、逆に食事量を増やしたり、運動量を減らせばいいのかあ?。
「まず焦らずに、今までと同じ食事、そして運動を続けることが重要になります。」
なーんだ・・・。
「停滞期は2週間から1ヶ月前後は続きます」
結構長いな。
記事を読んでも、有効な脱出方法は書かれていない。
(脱出!ダイエット停滞期を徹底解説!)
[URL]
「ダイエット停滞期が長い人は、2ヶ月以上、体重が落ちないこともあります。」
「体重が落ちなくなったからといって、これまで以上に激しいダイエットを行なう必要はありません。」
「飢餓状態から抜け出すためには、「今の食事が正常な状態である」と体に覚えこませる必要があります。これまでのダイエットメニューに体を慣らしていくことが大切なのです。」
「現在の食事でも、じゅうぶんに生命活動を維持できると体が納得すれば、ホメオスタシス機能は自然と停止します。」
まあ、つまりは、これといった解決策はないのだ。
身体が慣れるのを待つしかない。
その期間は、人によっても異なり、一概には言えない。
浮沈子の過去の減量では、これを感じたことはなかった。
若く、運動量を簡単に増やすことが出来たので、一気に突破してしまったのかもしれない。
今は、そんなことは出来ない。
じっくりと構えて、これは飢餓ではないのだと、身体を騙すしかないのだ・・・。
騙されるもんか!。
自分の脳だけではなく、身体とも戦わなくてはならない。
自然の摂理に逆らうダイエット。
抵抗する心と身体。
理不尽だな。
そう考えると、太っていくプロセスが、如何に自然で、理に適っているかが良く分かる。
食って寝て、また食う!。
摂取カロリー>>基礎代謝+運動で消費されるカロリー
太っていく時には、停滞期なんてなかったような気がする。
リニアに太る。
痩せる時だけ、停滞する。
人類は、そうやって「飢餓」という危機を乗り切ってきたのだ。
人類が進化すれば、きっと、太る時にもホメオシタシスが働くようになるかも知れない。
そうして、代謝を活発にして、吸収を抑制するようになるのだ。
浮沈子のような原始人は、飽食の時代に適応した遺伝子は引き継いでいない。
始め人間は、太る運命にある。
そして、痩せにくい運命にもある。
その自然の摂理、世代を超えて今日まで生き抜いてきた身体の仕組みに掉さして、災害備蓄の体脂肪を取り崩そうとしている。
停滞期は、正しく訪れる。
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