やや疑問
2016-11-15


やや疑問


テクニカルダイビングのテキストを(脅し文句にビビりつつ)読み直しながら、そういえば、PADIのホームページにも記載があったと思い出し、改めて見てみた。

(テクニカル・ダイビングに挑戦!)
[URL]

項目の6番目に、「TecRecコースに参加するための必要条件」というのがあって、「・必要とされる手順及び条件を正確かつ誠実に従うことができる熟慮ある責任感のある人」、「・少なくとも100ダイブ以上の経験があること」と出ている。

その下には、「◆PADI テクニカル・ダイビングコース フローチャート」というのがあって、テック40の参加前条件として、以下が掲げられている。

「●参加前条件
・PADI アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバーまたは相当する資格があること
・PADIエンリッチド・エア・ダイバーまたは相当する資格があること
・PADIディープ・ダイバーまたは相当する資格があること
・30ダイブ以上のログブックによる経験の証明があり、少なくとも10ダイブはエンリッチド・エア・ナイトロックスを使用した18メートル/60フィート以深へのダイビングであること
・医師の診断書」

「・必要とされる手順及び条件を正確かつ誠実に従うことができる熟慮ある責任感のある人」

というのは、参加前条件ではなく、インストラクターが参加を認めるための条件かも知れない。

コースへの参加を認めるかどうかは、インストラクターの判断次第だ。

こいつは、言うこと聞きそうもないと判断すれば、参加を断ることが出来るし、そうすべきだ。

それはいいとして、経験本数の証明が30本と100本というのは、ちょっと違い過ぎる。

きっと、何かの間違いだろう。

それとも、浮沈子が知らない間に改定されたんだろうか?。

まあいい。

少なくとも、浮沈子は、参加前条件はクリアしている。

ホームページには、こんな記述もある。

「テクニカル・ダイビングは、主流のレクリエーショナル・ダイビングに比べて遥かに深い場所へ、経験豊富かつ資格のあるダイバーが行なう、スクーバ・ダイビングの「エクストリーム・スポーツ」です。」

まあ、30本とか100本とかが、経験豊富に当たるかどうかは別として、エクストリーム・スポーツという聞きなれない言葉が出てくる。

(extreme)
[URL]

「極度の、非常な、きわめて厳しい、極端な、過激な、いちばん端の、先端の」

浮沈子的印象では、最も相応しいのは「きわめて厳しい、極端な、過激な」辺りだな。

激流の中を、必死に泳いだりする方が、厳しいこともあるかもしれないけど、直接浮上できない環境に身を置くことは、状況的には極めて厳しい。

先端であるかどうかは分からないけど、そのためのややっこしい装備を携行し、使いこなすことは複雑さを増し、訓練を必要とし、高いチームワークも要求される。

しかし、例えば、CCRを運用してレクリエーショナルダイビングを行う方が、器材的には余程複雑のような気がするけどな。

しかし、緊急時の対応自体は、OCだろうがCCRだろうが同じだ。

レクリエーショナルダイビングでは浮上、テクニカルダイビングでは、通常それ以外の対応ということになる。

それ以外って、まあ、OCはこれからやるんだけどな。

CCRでは、あんなことやったり、こんなことしたり、トラブルの状況に応じて対応が異なる。

情況によっては、ベイルアウトに切り替え、OCによる浮上計画(必要に応じて減圧停止を伴う)に従ってエキジットする。

そんなことばっか練習するのが、テクニカルレベルのCCRだ。


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[CCR]

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