神の実在或いは実在するグレイスオーガスティン
2018-12-19


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神の実在或いは実在するグレイスオーガスティン


アバターという映画を、どれ程観たことだろう。

もちろん、映画館でも観たし、借りてきたDVDでも観た(ブルーレイの視聴環境がないので)。

その中に、シガニーウィーバー演じるグレイスオーガスティン博士というキャラクターが登場する。

(アバター(映画):地球人(スカイ・ピープル):グレイス・オーガスティン博士参照)
[URL]

「アバター計画を率いる植物学者。自然の破壊された地球に見切りを付けて15年以上パンドラの生態系研究に従事している。」

基本的には植物学者のような感じだな。

森の木々に電極刺したりして、それらがネットワークを形成していることを突き止めている。

(アバター(映画):ストーリー)
[URL]

「魂の木はナヴィの神であるエイワの意思の宿る神聖な場所と考えられ、その信仰を一身に集める聖地である。グレイスの見立てでは、パンドラに生息する植物は電気信号を出して交信し合い、それらが巨大なネットワークを形成して惑星全体を覆っている。」

「それらの生命エネルギーの情報のネットワークが総体としてさながら巨大な脳細胞を構成して惑星の生態系を維持する意思を持っており、ナヴィを始めとするパンドラの生物はフィーラーを介してその意思にアクセスすることができる。」

「ナヴィ達が崇める「母なる女神・エイワ」こそがそれであり、空想や迷信などではなく自然現象の一種として彼らの神は実在するのだった。」

浮沈子は、当時、こんなのはフィクションだとばっかし思っていた。

植物が、近隣の個体と相互作用するという話はよく聞く。

しかし、ネットワークを介して、総体としての作用を行うというのは、いささか荒唐無稽に過ぎると思っていた。

映画の映像では、ウニウニと蠢く菌糸体のようなものが登場して、死にゆくグレイス博士の身体から、魂を抜き取っていく(?)シーンとかもあるしな。

んなもん、実在するわけないじゃん!?。

作り話だよ、フィクション、フィクション・・・。

しかしだ、今日たまたま見つけた記事は、そんな健全な(?)浮沈子の常識を、根底から覆すものだったのだ!。

(「木々は会話し複雑な社会生活を送っている」と専門家、私たちは木々の言葉を理解できるのか?)
[URL]

「森について30年間研究し続けてきた生態学者のスザンヌ・シマード氏も「木々は言語を持つ」というコンセプトを当然のものとして受け止めています。」

「木々は地面の下で菌類によるネットワークを作り、互いにコミュニケーションを取り影響しあっている」

「木々の集合体にはハブとなる「母なる木」が存在し、ハブとネットワークによって森林は複雑なシステムを形成しています。ほ乳類の母親と同じように、「母なる木」は子どもたちを自分の保護下に置き、菌根ネットワークを広げ、自分の子どもたちには地下で多くの炭素を送ります。また、自分の根が広がりすぎないようにして子どもたちが根を伸ばせる場所を作るとのこと。そして、この「母なる木」が何らかの理由で痛手を負うと森は元に戻れなくなります。森の複雑なシステム自体が崩壊してしまうのです。」

なんと、まるで映画の中の惑星パンドラの話のようだ。


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[ノンセクション]

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