先月末に3000人の感染者を超えたDRCのエボラだが、信じられないニュースに唖然
2019-09-16


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先月末に3000人の感染者を超えたDRCのエボラだが、信じられないニュースに唖然


(コンゴ前保健相を逮捕 エボラ熱の対策資金横領か)
[URL]

「対策に充てられる資金を横領した疑いがあるとしてイルンガ前保健相を逮捕したと発表した。」

このニュースの通りなら、それはそれでスキャンダルだが、逆に当局の罠に嵌ったとすればやりきれない話だ。

「イルンガ氏は今年7月に辞任。警察当局によると、隣国コンゴ共和国に逃亡しようとしていたもようだ。」

DRCの政治事情には詳しくないのでなんともいえない。

こういう報道があると、現地で頑張っている人々は気の毒だな・・・。

(Ebola virus disease 〓 Democratic Republic of the Congo)
[URL]

今月に入って、エボラの勢いは衰えてきているようにも見える。

潜伏している感染者が、いったいどれほどいるかは分からない。

流行は長い尾を引きながら、長期間に渡る終息への道を辿り始めたのかもしれない。

全体の致死率は、相変わらず67パーセント。

ザイール株としては、まあ、妥当な致死率だが、喜べないことは確かだな。

ワクチン接種や治療法があっても、それらが効果を発揮するまでには時間が掛かる。

エボラは、その感染のスピードも、予防や治癒の効果も含め、優れて人間の問題だ。

この病を、アフリカの奥地の未開の地域の風土病として認識している限り、事態は何も変わらない。

前保健相の逮捕が、何を意味しているのか。

それも含めて、エボラの姿だ。

浮沈子には、そう思えてならない・・・。
[ノンセクション]

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