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月額80ドルの接続料金は低廉と言えるのか
ピザボックス大の通信用アンテナと電源さえあれば、空を見渡せるところならどこでも(地球上に限りますけど)高速かつ安定した低遅延のインターネット接続が得られる。
ただし、スペースXに金を払えばの話だ。
料金は未定だそうだが、月額80ドルという話もある。
(SpaceXは衛星ブロードバンドサービスStarlinkの供用を2020年内に開始)
[URL]
「SpaceNewsによると米国の場合80ドルという低料金らしい。」
この記事では、サービスインは来年中となっているが、スペースニュースの元記事では、以前にエンガジェットで読んだように来年半ばとなっている。
まあいい。
浮沈子がこの記事に注目したのは、既に書いたように米軍が深く関与しているという点だな。
「記者会見でショットウェル氏は「すでにStarlinkの接続テストを米空軍の研究所のために行っている」と述べた。」
(SpaceXは2020年にスターリンクブロードバンドサービスの提供を開始する予定です:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
[URL]
「Shotwell氏によると、Starlinkの機能の多くは、Global Lightningと呼ばれるプログラムの下で米国空軍研究所によってテストされています。SpaceXは、2018年12月に、軍隊がStarlinkブロードバンドサービスを使用するさまざまな方法で今後3年間にわたってテストするために、2800万ドルの契約を受け取りました。これまでのところ、SpaceXは、米軍のC-12ツインエンジンターボプロップ機のコックピットへの飛行中に、毎秒610メガビットのデータスループットを実証しています。」
(C-12 (航空機))
[URL]
「運用者:
アメリカ合衆国(空軍、陸軍、海兵隊、海軍)」(イスラエル空軍も使っているようです)
固定地上局ではなく、移動体通信が可能というところに注目だな(これまでの民生用の利用形態としては、浮沈子の知るところ周知されてはいないようだ)。
重い通信機を担いだ通信兵が、無線で本部と連絡を取る光景が思い浮かぶ。
長い空中線(アンテナ)の代わりに、これからはピザボックス(フェイズドアレイアンテナ)を担いでいくことになるんだろう。
こういうものは、随時小型化、軽量化されるから、そのうち携帯電話(スマホ?)くらいの容量で賄えるようになるだろう。
歩兵一人一人とか、全ての移動体(航空機、船舶、車両(戦車とかバイクにも))が、低レイテンシの高速インターネットで接続し、兵器管制システムや戦術コンピューターとデータリンクして運用される。
数万、いや、数十万の端末を接続し、メガデータを処理して戦争する。
戦術レベルの判断は、おそらくAIが担う。
人間じゃ無理だからな。
サンダース軍曹みたいなAIが、あの建物の向こうに回り込めとか指示するわけだ。
もちろん、高頻度で上空から戦場をリアルタイムで監視している低軌道衛星コンステレーションのデータを解析して指示している。
長年、戦場で培われたヤマ勘ではない。
建物を回り込むと、敵兵が丸見えの好位置から攻撃できることになる・・・。
戦域でのトータルな兵員の配置や移動は、敵の戦力の解析が重要になる。
もちろん、様々な手段でかき集めたデータを使って評価することになる。
味方の戦力の把握も必要だな。
兵士一人一人の弾薬の残りまで管理されるに違いない。
弾丸には、全てICチップが仕込まれていて、使った分が分かるようになっている。
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