理科の時間:空気の重さ
2019-12-12


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理科の時間:空気の重さ


初めにお断りを。

この記事では、有効数字をテキトーに扱ったり、計算が面倒だと数字を丸めたりしているので、出てきた値は概算(誤差だらけ)となる。

考え方とか計算の手順は、概ね(ってなんだあ?)合ってると思うんだがな・・・。

(空気に重さはあるの?)
[URL]

「まず、からのスプレー缶に自転車の空気入れなどで、空気をつめて重さをはかるね。」

図にもあるけど、危険なので実際に行うことはできない。

「Q:「空気に重さはあるの?」
A:空気は目でみることはできないけど、重さがあることはわかったね。
空気の重さは、温度や湿度(しつど)によって変わる。標準空気(20℃、湿度(しつど)65%、1気圧)の1リットルの重さは、約1.2gなんだよ。」

(参照基準大気)
[URL]

「温度20 ℃、絶対圧101.3 kPa (760 mmHg)、相対湿度65 %の空気」

「空圧部品の性能に関する空気の流量は圧力・温度で変化するので、基準の条件を設けている。」

空調屋さんの記事だからな、仕方ないか・・・。

疑い深い浮沈子は、一応理屈で納得したいので計算してみる。

空気は、概ね79パーセントの窒素と21パーセントの酸素で出来ている(アルゴンなどが1パーセント弱あるけど、窒素の方に突っ込んでる)。

簡単のため、80パーと20パーとしておこうか(テキトーです)。

気体分子は、1モル当たり分子量グラムの重さがあるから、按分して仮想の空気分子の重さを得ることができる。

28グラム(窒素分子)×0.8+32グラム(酸素分子)×0.2=28.8グラム(空気分子)

標準状態(NTP:摂氏0度1気圧)では、気体分子は1モル当たり概ね22.4リットルの体積になる事が分かっている(詳細は後述:気体の種類によって、ビミョーに異なるが、空気を構成する主な気体は、だいたい22.4リットルになるので、ここで行う計算上の問題はない)。

で、割り返すとどうなるか。

28.8グラム(空気分子)÷22.4リットル=1.29グラム(1リットル当たり:有効数字はテキトーです)

ちょっと違うけど、概ね正しい。

温度補正をかけてみる。

気体は、その種類を問わず、同じ圧力なら温度が1度高くなると体積は273分の1だけ増える。

摂氏20度では、273分の20だけ体積が増えるのでその分軽くなる(体積は(273+20)÷273倍になる)。

1.29グラム(空気分子1リットル)×273÷(273+20)=1.20グラム

ビンゴだな。

湿度の補正についても、一応見ておくことにするか・・・。

(湿度)
[URL]

「空気が水蒸気の形で包含できる水分量(飽和水蒸気量)は、温度により一定している。この限度を1として、実際の空気中の水分量が最大限度の割合で表した数値が、湿度である。通常はパーセント(百分率)で示される。このため「湿度100%」は水が満たされているという意味では無い。」

「飽和水蒸気量は、気温が高くなるほど大きくなり、1度あたりの増加量も拡大する。このため、相対湿度が同じでも、気温が高いほど空気中の実際の水蒸気量は多い。」

「容積絶対湿度(英語: volumetric humidity、略称: VH)とは、大気中に含まれる水蒸気の密度(容積あたりの質量)である。単位はグラム毎立方メートル(g/m3)が用いられている。」

「これは、飽和水蒸気量に相対湿度をかけた値に等しい。」


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[ノンセクション]

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