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社会的距離政策など(まあ、ホントに効くなら抗マラリア薬でもいいんですが)により、感染の拡大速度を抑制し、医療崩壊を避けつつ、ワクチンや治療薬の登場を待つ。
その点では、世界のどこも同じ状況に違いない。
ロックダウンできずに、感染が広がるままに放置するしかない国も出てくるに違いない。
いや、そもそも感染の実態を把握することすら困難とか。
医療崩壊とか言ってられるだけ、幸せなのかもしれない。
崩壊する医療体制さえ無きに等しい国々は、山のようにある。
西アフリカのエボラ禍の時には、そのことを見せつけられたしな。
(緊急事態宣言 関西解除は妥当 諮問委員会が見解)
[URL]
「東京など首都圏の1都3県と北海道は、宣言が継続されることになります。」
あと、10日間ほどお預けを食らったわけだが、感染者の状況を見る限り、首都圏の月末解除は固いところだ。
北海道がどうなるかは知らない。
感染者数はともかく、既に医療機関はパンクだという。
災害エリアから、エリア外に移動させるような対策も検討しなければならないかもしれない。
臨時の医療資源を投入するとかな。
北海道は、早い時期に第一波を食らい、その際に独自のロックダウンによって一定の成果を上げた(新規感染者をゼロにした)。
現在は、第二波ということになる。
それは、我が国の縮図だろう。
国内で小康状態にしたとしても、海外で流行し続ける限り、第二波、第三波は、必ず押し寄せてくる。
そういう観点からは、たとえばブラジルの政策が国民からいかに支持されていようとも、それでいいとは言い切れないのではないか。
21世紀初頭、人類は国民国家の頚木から逃れることができないでいる。
WHOの年次総会で、台湾のオブザーバー参加が認められなかったり、事務局の対応が中国寄りだと批判されたり、金を出さないとか辞めちまうとか言ってみたり・・・。
本来、こういう時こそWHOを核にして、医療体制や経済体制の脆弱な国々を支援していくべきなのは明らかなのにな。
理想主義でも何でもない、利他的であることが自己の利益につながる事態なわけだからな。
国内では、一部ではあるが、既に地域を超えた協力が行われている。
藤田医科大学病院で、開院前にクルーズ船の無症候性キャリアを受け入れたり、岐阜県でも規模こそ小さいが同じようなケースがあった。
クルーズ船の患者については、関東地方の対応可能な病院で、手分けして受け入れたことは周知だ。
医療物資の流通についても、まあ、アベノマスクの効果は別にしても、もっと公が介入して確保してもいいのではないか。
そして、それが地球規模にならないのが歯がゆい。
そんなことができるくらいなら、誰も苦労はしないのかも知れない。
それどころじゃない・・・。
全世界の感染者は4,968,689人、死者は326,515人と出ている(今日の英語版のウィキ)。
きっと、たぶん、それ程遠くない未来に、この記事を読みなおした時に、なんだ、あの頃はそんなに少なかったんだと思うに違いない。
浮沈子は、この新型コロナ禍を当初舐め切っていた(感染者15万人くらい:感染地域は中国と東南アジア程度)。
そのことを、後悔しているが、そう思っていたことは間違いなく事実だ。
欧米で、これ程の規模になるとは予想外だし、バックドアを蹴破られた米国が100万人になるペースも見誤った。
それを確かに予見していたのは、当のCDC自身だったけどな。
(米CDC、新型コロナ「国内感染拡大は時間の問題」「日常生活に深刻な混乱も」警戒強化訴え
2020/2/26 5:48)
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