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海上宇宙港建設:メガフロートという古くて新しい提案
先日から、スペースXの大陸間弾道旅客機の洋上離発着場にハマっている。
石油掘削用リグを改造して、スーパーヘビーなしの素のスターシップにエンジンを増設し、単段式弾道ロケットとして運用する。
ロケットは、騒音や振動問題が大きく、都市近郊で運用するわけにはいかない。
離発着場は、必然的にド田舎に作るか洋上設置ということになる。
浮沈子的にはド田舎がお勧め(都市への接続はハイパーループ?)なんだが、どーしても洋上に作りたいということになれば、浮体式であれ埋め立て人工島であれ、何らかの足場を作らなければならない。
いや、ロケットそのものに浮力を持たせて、飛行艇のように着水させ、港までスクリュー(ロケットに実装するのかあ?)で進んだって構わないんだが、子供向けの漫画にしかならない(プラモとか売れるかも)。
ついでに、自動車に化けてハイウエイを自走したりするとトランスフォーマーチックでカッコいいかも!。
まあ、どうでもいいんですが。
やっぱ、ある程度現実的に対応するということになれば、細かいところはさておき、洋上浮体構造か埋め立て人工島にならざるを得ないだろうな(自然の島を使うという、至極合理的な選択もある:中国、得意です!)。
埋め立ての場合は、それなりの工期と地盤沈下に対応しなければならない。
洋上浮力体は、べらぼーな初期投資と維持管理費と引き換えに、建造後に早期運用が可能になる。
商売にならないと思ったら、別の場所に曳航して移設することも可能だしな。
そこへのアクセスの問題はとりあえず棚上げにして、スペースXが選択肢として検討しているメリットは、スピードと収益性だからな。
短期集中で莫大なコストを掛けても、十分な利益が見込めて回収できればそれでいい。
それにしても、コストは低いに越したことはない。
(メガフロート)
[URL]
関西国際空港を作る時に検討されていた話を思い出して、記事を読んでみたが、意外と使えるかもしれない。
浮いている鋼鉄製のただの箱だが、内部を使うこともできるし、石油掘削リグに比べて構造もシンプルで潰しも効きそうだ。
拡張性もあるみたいだし、穏やかな海なら問題なく使える。
荒れるところは無理だがな(北海とかはダメでしょう)。
「辺野古移設の日米合意を覆し移転先を再検討することとなった鳩山由紀夫内閣においても2010年4月にポンツーン方式を前提としたメガフロート案が政府内で再浮上したが、キャンプ・シュワブ沖は波が荒く同方式では防波堤が必要となるなど費用が1兆円以上かかる見通しとなり見送られた」
辺野古は、軟弱地盤が明らかになり、費用も1兆円超え確実のようだからな。
(辺野古の工事費、9000億円に肥大 当初想定の約3倍に 工期も長期化、13年)
[URL]
「県は大浦湾側の埋め立て予定海域の軟弱地盤の存在が判明した後、総事業費は2兆5500億円に膨らむとの独自試算を提示してきた。」
「9千億円程度で検討」
どーせ、膨らむに決まってる。
防波堤作って、浮体構造にしとけばよかったと後悔しても遅い・・・。
まあ、SLSと同じで公共工事だからな。
我々が納めた税金を、どう使うかという話だ。
金を回すことが重要で、10年後に出来上がった時には、米軍なんて沖縄から全面撤退しているかもな。
まあいい。
メガフロートは、海況に影響されやすいようだ。
大きさとか使い勝手は十分だろうが、そこがネックになる。
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