米国感染者数の推移:2千万人になるのは新大統領就任前
2020-11-21


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米国感染者数の推移:2千万人になるのは新大統領就任前


1日160万人がPCR検査を受け(我が国はなぜか2万人:80分の1)、陽性率が10パーセントという開発途上国並みの水準に跳ね上がっている米国。

(Progression charts)
[URL]

「Daily new tests・・・」及び「Test positivity rate・・・」参照。

各州政府が公表している公式統計の合算では、昨日の新規感染者は18万7千500人余り。

累計では、1200万人に迫っている。

べらぼーめ・・・。

東京都の新規感染者が2日連続で500人超えとか言っているが、海を隔てた隣のカリフォルニア州は1万3千人と過去最高を記録している(人口比でざっと30倍)。

隣はハワイだろうとか、いや、グアム(準州)だとかいうのは、この際どーでもいー!。

画像のグラフは、各州政府の公式統計を基にしているから、米国全体の速報値とは異なり、やや少ない数値となっているが多勢に影響はない。

1月20日は、どっちがなるにしても、新大統領の就任式だ。

彼は、新型コロナで2千万人を超える感染者を出し、30万人に及ぶ死者を出した世界最大の感染国を率いていくことになる。

年内にワクチンが認可され、医療従事者等を初めに、ハイリスク集団から順次接種が始まるだろうが、感染者数や死者数に影響を及ぼすレベルに広まるのは1年程度先になると言われている。

その間に、第三相試験でも明らかにならなかった重篤な副作用が出るようなことが起これば、別のワクチンに頼ることになる。

また、効果が継続する期間については、検証されるのはこれからということになる。

全てがうまくいって、1年後から徐々に感染者数の減少が始まったとしても、これだけの勢いで広がっている感染ルートを潰すことは容易ではない。

さらに1年程度はかかると見るのが普通だ。

その間に、数千万人から1億人の感染者が発生し、死者は100万人を超える可能性が高い。

いや、下手をすれば、医療崩壊が起こって、数百万人が治療の手が届かずに亡くなる可能性もある。

そうなれば、死者数を正確に把握することすらできなくなる。

市中で、PCR検査もされずにばたばたと死んでいく悪夢のような事態(第1波のイタリア状態)。

急ブレーキを踏むなら、感染者が少ない今しかないが、どこでもそんなことは出来ないでいる。

中国、台湾、ニュージーランド以外は。

欧州の爆増ぶりもすさまじい。

既に11月7日時点で累計感染者は1千万人を超え、死者も26万人に達している。

(欧州コロナ感染1500万人超に、フランス・ロシアが深刻な段階に)
[URL]

「欧州ではこれまで、少なくとも感染者1504万6656人、死者34万4401人が報告されており、世界的に報告された感染者数と死者数の4分の1を占めている。」

ペースが速まっている感じだ。

状況は米国よりも悪いが、どの政府も有効な対策を打てない。

再び厳しいロックダウンなどすれば、国内経済が崩壊しかねないからな。

「英政府は、新規感染者数の伸びが落ち着いてきている兆しがあることから現在の厳しいロックダウン(都市封鎖)を緩和し、家族がクリスマスのために集まれるようにする可能性がある。」

あっちゃー・・・。

止むに止まれぬところか。

それは、程度こそ違え、我が国も同じだ。

(3週間短期集中で「Go To」見直しなど提言)
[URL]


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[ノンセクション]

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