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スターシップSN8飛翔:ついでに解体も!?
(米スペースXの大型宇宙船、飛行試験の着陸時に爆発)
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「打ち上げたのはスペースXが民間資金で開発中の宇宙船「スターシップ」の実験機。」
さすがに、日経は正確だな。
そう、あくまでプロトタイプだから、宇宙船ではない。
だが、まあ、完璧な報道とは言えない・・・。
「9日に行われた初の高度飛行試験では、3基のエンジンのうち1基が打ち上げ直後に停止した。」
そんなあ!。
(SpaceXの宇宙船「Starship」プロトタイプが着陸時に大爆発する瞬間を収めたムービーが公開中:動画へのリンクあり)
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ビデオを見直してみても、点火直後から3基ともちゃんと稼働しているぞ。
もちろん、途中で1基ずつ間引きしていくのは、想定の範囲内だ。
(最大12kmのフライトスターシップSN8:現在の状況より)
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「10/12/2020 08:45:
エロンは、上向きの飛行中のエンジンの段階的なシャットダウンが意図的なものであることを確認しました。」
高度がどれ程上がったかは分からないが、4分40秒後に最後の1基のエンジンが停止、自由落下に移る。
形状なんて、てんで考えていない翼をウニウニさせながら、いい感じでホリゾンタルトリムを取って落ちてくる(10度以内だから、テックパス合格だな・・・)。
最後は、コールドスラスターとエンジンのジンバルで結構クイックに向きを変え、最後の降下に移る。
ビデオを見ると、3基のエンジンのうち2基しか点火していない。
当初予定通りなのか、1基が点火しなかったのかは不明だ。
点火した2基のエンジンも、ヘッダータンクの圧力が不足していて異常燃焼した(死のグリーンフラッシュとかなんとか・・・)。
で、6分42秒後にお約束の木っ端微塵(!)の着陸となって、解体作業(?)は終了。
もう、100回以上繰り返して見た公式ビデオだが、他にもいくつかネットに上がっていた。
浮沈子お薦めの1本。
(観客はスターシップテスト飛行の最後の燃えるような瞬間を見ます)
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「激しい衝突着陸でテスト飛行を終了」
標題の「最後の燃えるような瞬間」というのがいいな(文字通り燃えてますが)。
映像では、ゆっくり降下しているように見えるが、SN8は全長50mもある巨大な試験機だからな。
秒速百mくらい(テキトーです)の高速度で落下している。
最後の最後で、エンジンの異常燃焼が起こらなければ、激突→爆発→炎上には至らなかったかもしれない。
イーロンマスクによれば、燃料のメタンの圧力不足(着陸時に使用されるメタンタンクは、メインのタンクに内蔵される形で船体の中央部にあります:先端にあるのは着陸用酸素タンク)とされている。
着陸時に2基のエンジンしか使わなかったのが、予定通りだったのかどうかも分からない。
プロトタイプでなくても、スターシップの大気圏下層で使用されるエンジンは3基だからな。
数々の疑問、解決されるべき問題、安定した運用へ向けての新たな課題は山積だが、発射台上での爆発(最悪・・・)、高度150mでの爆発(トラウマになりそう)、アポジ高度での制御不能(有りがち)、姿勢転換とエンジンの再着火に失敗(今回は、半分はこれだな)を乗り越え、空中爆発することなく着地したのは上出来と言えよう。
ハードランディングでも着陸は着陸だ(空中分解して落下したわけじゃないしな)。
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